これを買っておけば間違いなし!SONYの標準域ズームレンズのSEL24105Gを買った
久々にどうしても欲しい一本に出会って気付いたら購入していた…
- 1年ぶりにレンズを購入
- Eマウントフルサイズ対応の標準ズームレンズを買った理由
- SONY SEL24105Gを選んだ理由
- SEL24105G、人気過ぎて店頭在庫がない問題
- SEL24105Gと他のレンズを比べる
- 作例
- 最後に
1年ぶりにレンズを購入
直近で購入したレンズは昨年4月にSONYのα7でサクラを撮るのに買った『SEL70200G』(70-200mm/f4)の望遠ズームレンズで、それからは(意外にも?)1年間レンズを購入していなかった(レンズ数本に相当するα7R IIは買ったけど…)。
1年ぶりに購入したのはSONYのGレンズFE 24-105mm F4 G OSS SEL24105Gで24-105mm/f4の標準域をカバーするズームレンズ。
執筆時点(2018/4)でソニーFEレンズ(Eマウントフルサイズ対応のレンズ)の標準ズームレンズは次の4つで、この中からSEL24105Gに決めた理由から少しだけ作例も。
- キットレンズのSEL2870(28-70mm/f3.5-5.6)
- ツァイスのSEL2470Z(24-70mm/f4)
- プロ向けのGマスターレンズSEL2470GM(24-70mm/f2.8)
- GレンズのSEL24105G(24-105mm/f4)
以上の4つを価格コムで比較表にしたものが下記のリンク。
Eマウントフルサイズ対応の標準ズームレンズを買った理由
α7はズームレンズキットを選んでいたのでキットレンズのSEL2870は持っていた。
「持っていた」と過去形なのはドナドナ(下取り)してしまったからである。
最新のα7 IIIでもキットレンズは同レンズだが広角端が24mmではなく28mmと少し狭い。旅行では超広角ズームレンズ SEL1635Z(16-35mm/f4)の使い勝手がよく、土日に持ち歩く際は35mmや55mmの単焦点レンズの携帯性がよくキットレンズを使う場面がほとんどなくドナドナした。
しかし、旅行中に「望遠側がもっと欲しいなぁ~」と思うことが度々あり、昨年SEL702000G(70-200mm/f4)を買ってズームレンズはSEL1635ZとSEL70200Gの2本体制となったが「確実に今回の旅行では望遠ズームレンズを使う」とわかっていれば持ち歩くのも苦ではないが、そうでない場合に80*175mm/840gのSEL70200Gを持っていく気にはなれずSEL55F18Zを選んでいた。
そこで「やっぱり標準ズームレンズを買うかな…」と思ったが、一度売ったキットレンズ SEL2870を買い戻す気にはなれず、Gマスターレンズ SEL2470GMは20万円を超えていて望遠ズームレンズ SEL70200Gより重たい。ツァイスレンズ SE2470Zが10万円を切っていてサイズ感もちょうど良かったが各種レビューや口コミを読むと評判がよろしくなくて昨年の夏頃は標準ズームレンズ難民となっていたが、昨年の秋にGレンズ SEL24105Gが発表されてようやく落ち着く先が見えた。
SONY SEL24105Gを選んだ理由
すでに4本ある標準ズームレンズから3本が対象外となっているので消去法的に選ばれた感も否めないが、実はそうでもなくてSEL24105Gはかなり魅力的なレンズであった。
1. 望遠端 105mm
これまでのFEレンズの標準ズームレンズはいずれも望遠端は70mmだった。
70mmはキヤノンのEF24-70mm F4L IS USMと同じで常々望遠側に物足りなさを感じていた。しかし、APS-CのEOS 7D Mark IIで焦点距離を1.5倍(キヤノンだと厳密には1.6倍)の105mmにすると使い勝手がよく、24-70mmから24-105mmに乗り換える寸前のところまでいったこともあった。
また、SONY NEX-5R(APS-C)を使っていた時に買ったSEL1670Z(APS-C)がちょうど35mm換算で24-105mmとなり、α7R IIに買い換えてからはAPS-Cクラップモードでも1800万画素なので最近は使用頻度が増えていた。
2. 最短撮影距離 0.38m/最大撮影倍率 0.31倍
最短撮影距離が0.38mで最大撮影倍率が0.31倍とかなり寄れる。
先程も出てきたキヤノンのEF24-105mm F4L IS II USMでは最短撮影距離が0.45mで最大撮影倍率が0.24倍と同じ焦点距離でもレンズによって異なる。
たったの0.07m(7cm)かもしれなが、料理フォトではされど0.07mである。
(先に作例を出してしまうが)正確に撮り比べたわけではないが望遠端の105mmでできるだけ寄ったもの(下の画像)とそこから広角端24mm(上の画像)まで引いたもの。
旅行時は料理フォトが増えるのでこれだけ寄れるのはメリットとして大きく、ソニーのFEレンズ4本の中でも最も最大撮影倍率が大きい。
3.とても評判のいいレンズ
そしてこのレンズの決定打は「とても評判のいいレンズ」であったから。
昨年11月に発売されると即座にソールドアウトとなった。冬場でカメラの出番が少なかったので「焦って買わなくても春先には在庫も復活して、価格も少しは手頃になっているだろう」と購入を見送っていた。
それから数ヶ月、ちょくちょくレビューや口コミを覗くとプロアマ問わず評判は良く、価格コムのレンズ部門の人気ランキングはキヤノンやニコンを抑え首位を独走し「これは買いだ」と確信した。
SEL24105G、人気過ぎて店頭在庫がない問題
今年3月になって「そろそろサクラを撮るのにSEL24105Gを買わないと!」と価格コムを開くと最安値から20のショップは【在庫なし・取り寄せ】で価格もほとんど下がっていなかったが「サクラを撮るためには仕方ない…」と注文した。
「せいぜい1~2週間で届くだろう」とたかをくくっていたが待てど暮らせども『商品を発送しました』のメールが届かず、3週間経った頃に「数週間前に購入したのですが、未だに商品が発送されておりません。まだ入荷は先なのでしょうか」的なメールを送ったところ「本商品は100人以上のお客様から予約をいただいて順次発送しております」的な内容が返ってきて「欲しいと思った時が買い時」を実践しなかったことを悔やんだ。
2月頃は在庫が復活していたが注文した時期がCP+ 2018(3月上旬)の後でα7 IIIと同時購入するユーザも相当数いたのでは、と…
レンズが届かないまま都内のサクラシーズンが終わり、桜前線を追いかけたつもりが追い越した秋田旅行(まだ記事にしていない)も終わり、ようやく先週水曜日に手元に届いた。
実に1ヶ月半。長かった。
SEL24105Gと他のレンズを比べる
購入を決める前に家電量販店で触っていたので届く前から大きさや重さはなんとなくわかってはいたが、実際に自分のカメラに取り付けてみたり、他のレンズと並べてみてわかることも(背景がダンボールなのは突っ込まない方向で…)。
それぞれ焦点距離が違うので比較してどうこうはないが、SEL24105Gは他のレンズより長い(左からキヤノンのEF24-70mm F4L IS USM/ソニーのSEL24105G/SEL1635Z)。
一眼レフカメラのキヤノン EOS 5D Mark IV + EF24-70mm F4L IS USM と ソニー α7R II + SEL24105Gではボディとレンズを足した長さはほぼ同じ。
フードをしても当然変わらない。
望遠端まで伸ばすと望遠のSEL70200Gとの差もわずかとなり、ミラーレスとは言えなかなか大きいレンズである。
これだけデカいレンズだとそれなりにフロントヘビーになるかと思ったが、先週末に試し撮りをした感じはそこまで気にならなかった。
枚数も少なければテーマ性も目的もよくわからず、作例と言うには値しないが土曜日に撮ったものを。
作例
ピントは手前の信号に取られている…
品川インターシティを広角端で撮影
奥のドコモビルやアレアにピントを合わせた望遠端ではこんな感じ
ボケもいい感じ
手近なところも
GWの帰省でそれなりの枚数が撮れるはずなので、作例はまた今度。
最後に
ソニーの標準域は単焦点メインでいいかなと思っていたが、結局ズームレンズを買ってしまい、キヤノンに続いてソニーも小三元レンズもコンプリート。
SEL24105Gを買ったことで売れるレンズがあるわけでもないので、純粋にレンズはプラスワンとなって防湿庫(クリアボックス)がもう限界なので、そろそろちゃんとした防湿庫を買わないとなぁ…