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今日は何を撮りに行こうかな?

恐るべしAIカメラ!? Google Pixel 3aでこの1ヶ月間撮った作例と感想

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これまで10年近くスマホiPhoneiOS)とAndroidの2台持ちをしてきたが、iPhone XS Maxに機種変更してからはおサイフケータイ(主にSuicaとiD)がiPhoneで使えるようになりiPhoneにすべてを集約しようとしていた矢先、GoogleからPixel 3aが発表された。

Google Pixel 3aを買った理由

昨年GoogleからPixel 3が発表・発売された際には、Apple iPhone XS Maxを購入した直後だったのもあって10万円超えの端末を2台も買う気にはなれず気にこそなってはいたが見送った。 

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それから半年が経った今年の5月上旬にGoogleからPixel 3の廉価モデルとしてPixel 3aが発表され、SoCや無接点充電など一部機能のダウンはあったが一目を置いていたカメラ機能はPixel 3とほぼ同等でありながら価格は5万円を切っていた。

Pixel 3a & Pixel 3a XL - 鮮やかに撮れるカメラ - Google Store

Pixel 3もPixel 3aもシングルカメラでありながらもカメラの評価はとても高くて、同時期にカメラに重点を置いたHuawei P30シリーズの登場もあったが米中関係悪化により日本でのP30シリーズ発売は延期が濃厚になってきたこともあってGoogle Pixel 3aを購入した。

高級コンデジやミラーレス、一眼レフなどを持っていても日常的に持ち歩いているスマホだっていいもの(カメラ性能が高い)を使いたい、AIカメラなるカメラメーカーではないGoogleが送り出してきたものに興味を惹かれてしまったのはカメラブロガーの性…か?

Pixel 3a アンボックス

製品発表から2ヶ月、手元に来てから1ヶ月超が経ち、もう少し早く紹介するつもりで細かく撮っていたアンボックスも今さら感は拭えないがせっかくなので。

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購入したのはPixel 3a 64GBモデル ¥48,600 + Pixel 3a Case ¥5,184 = 合計 ¥53,784

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付属品はSIMトレイ取り出し用ピン、USB-Cケーブル、USB-C充電器、クイックスイッチアダプター(USB-A⇔USB-C変換コネクタ)、紙類、ステッカー。日本向けにはイヤホンは含まれない。

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付属する充電器の出力は5V 3Aと9V 2Aで最大18Wの急速充電に対応。

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本体カラーは写真だと分かりづらいがPixel 3a限定のパープルイッシュ。

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一緒に購入した純正ケース。

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サイドボタン(電源ボタン)とはあえてカラーを合わせなかった。

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Gのマークがシール?的な感じで早々に取れてしまわないか気がかりだが、1ヶ月以上経ったが取れる気配はない。

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内側にはPixel 3aと刻印があるようにPixel 3とはサイズが異なりPixel 3a専用ケース。

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このケースの素材感(マイクロファイバー)には新鮮味があるが指を通すリングが付けられないのが残念。

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ケースがボディのほぼ全体を覆ってしまうタイプなのでせっかくのパープルイッシュが…

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Pixel 3a カメラの作例

ここからが本題。

スマホというよりカメラとして買ったPixel 3aで撮った画像の作例(背面カメラでの撮影のみ)。

オート

まずはカメラを起動して被写体にピントを合わせシャッターを押したもの。

(一部撮影時に露出を変えたり撮影後に傾きの調整などでトリミングしたものあり)

WBが少し寒色気味かな。

ここからはスマホカメラで撮ることの多い料理フォト。

渡し箸になっている…

Pixel 3aで料理を撮る場合は露出を一段上げるといい感じになる(これは上げてない)。

全般的に料理フォトについてはWBがいい塩梅になっている。

ポートレート

センサーが小さいスマホカメラでも思いっきり寄れば背景はボケるがここからはポートレートモードで撮った。

同一被写体での比較画像はないが手持ちのiPhone XS Maxよりボケの輪郭が綺麗で的確な気はする。

歩道のアスファルトとガードレールの影に若干の違和感はあるがシングルカメラであることを考えれば十分にスゴい。

これについてはまったくと言っていいレベルで違和感がない。

夜景モード

Pixel 3で一番話題になったと言っても過言ではない夜景モードもPixel 3aではほぼ同等の機能として提供されている。

↑オート、↓夜景モード。オートでもそこそこ明るく撮れているが夜景モードでは別次元の明るさ。

↑オート、↓夜景モード。全体的に明るさが上がっている。

↑オート、↓夜景モード。オートでは暖色系、夜景モードでは寒色系に仕上がっていた(何度か試したが結果は同じ)。

↑オート、↓夜景モード。

おまけとしてGoogleフォトのアシスタント機能で生成されてきたもの。さすがにやり過ぎだが一番キャッチーである。

+ Googleフォト

Pixel 3aの標準写真アプリGoogleフォトの編集機能には写真の印象をガラリと変えるフィルタが用意されている。

これを使うことを良しとしない人もいるが、個人的には最後の仕上げとしてガンガン使っていきたいタイプなのでその作例も。

最後に

昨年iPhone XS Maxに機種変更した際に「帰省でも必ずカメラはカバンに入れていたが、最新スマホならスマホだけで耐えられるか?」を検証したが、結果は「日中撮影はスマホで十分だが光量の少ない夜はまだ厳しい」であった。

しかし、夜景モードが搭載されたPixel 3aでは同じ被写体を撮ってはいないものの弱点の暗所撮影をクリアするだけのポテンシャルはあり、いよいよスマホカメラも来るところまで来たと感じた。

この他に気付いたこととしてはざっとこんなところ。

  1. 夜景モードを使わなくても全体的にノイズは少なく高い解像感
  2. ピントの追従性もなかなか
  3. WBの塩梅がちょうどいい
  4. サイドキー(電源ボタン)2度押しでのカメラの起動が便利
  5. ズーム機能は1段だけなら画質の劣化は限りなく少ない(常用可)
  6. 仕上げのGoogleフォトはガンガン使いたい
  7. たまに露出アンダー気味なことがあるがピント位置をズラせばよくなる

「これ(Pixel 3a)で専用機のカメラが不要になった!」という気はないが年々スマホが専用機との差を縮めてきていることを再認識したと同時に、スマホという限られたスペースの中でより高画質を求めた時に一つの解としてソフトウエアやAIを使って画像処理をするというのは「写真とはなにか?」という問題につながる気もするが、少なくともPixel 3aが吐き出す画像を見る限りは面白くなってきそうである。

次回からまた海外旅行ネタとなるがその中で使う予定の画像を先に出してしまったが、他にも今回公開していない画像があるので乞うご期待。

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