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今日は何を撮りに行こうかな?

【2019年版】10万円以下で買える!キヤノン EFマウント対応の望遠ズームレンズをまとめてみた

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--2019/4/12更
1.SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM を削除
2.TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD (Model A009)  を削除
3.Canon EF70-200mm F4L IS USM を削除
4.参考価格の最新化、記載済の製品に対して軽微な修正

--2018/5/23更新
1.TAMRON 70-210mm F/4 Di VC USD (Model A034)を追加
2.TAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD (Model A035)を追加
3.SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMを追加
4.TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD (Model A009)を追加
5.SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSMを削除
6.参考価格の最新化、記載済の製品に対して軽微な修正

--2017/3/25更新
1.TAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (Model A030) を置き換え
2.Canon EF70-300mm F4-5.6 IS II USM を置き換え
3.参考価格の最新化、
記載済の製品に対して軽微な修正
5.画像の追加

超広角レンズの記事が大変ご好評をいただいているので望遠ズームレンズ編もやってみることにした。

takaclog.hatenablog.com

この記事で紹介するレンズは、次の条件に該当するものから選んだ(一部下記条件に該当していても掲載していないものもあります)。

  1. 望遠端が200mm以上
  2. ズームレンズ(≠単焦点レンズ)
  3. 家電量販店の価格で10万円以内(ポイント分は差し引く)
  4. 入手が容易なもの(生産終了していない・量販店で入手可)
  5. 高倍率(便利)ズームレンズではない

それでは早速見ていこう。

10,000円台

とにかくお金をかけずに望遠ズームレンズがほしい!」って人には1万円台から手に入る。

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TAMRON AF70-300mm F4-5.6 Di MACRO (Model A17) 約15,000円

Canon EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM(白箱) 約17,000円 (新品) 約35,000円

キヤノン EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM

上記を買うのであれば、あと2,000円頑張って2013年にキヤノンから発売された純正の望遠ズームレンズがオススメ。

白箱と新品の2つの価格を表示しているのはキヤノンAPS-CセンサーのWレンズキットに付属する望遠ズームレンズでボディ単体で買うよりWレンズキットで買って付属のレンズは売って現金化することでカメラボディ単体より安く買えるなどの理由で、簡素なパッケージ(白箱)の未使用品が中古市場に数多く出回っている。価格は新品の半値ほどでパッケージや保証期間にこだわらなければ白箱の購入が断然おトク。

スペックも純正のキットレンズだけあって手ブレ補正機構(3.5段分)、高いAF性能(静かで高速)、1kg超が珍しくない望遠ズームレンズの中で375gと今回紹介する中で最も軽い。この他にも、インナーフォーカス採用、フルタイムMF対応、最短撮影距離は0.85mmと望遠ズームレンズデビューにオススメ。

レンズフードは付属していないので必要があれば併せて購入を。

30,000〜49,999円

Canon EF-S55-250mm F4-5.6 IS STMはAPS-C専用のEF-Sレンズなので今後フルサイズへ移行した時には買い直す必要がある。「将来フルサイズデビューしてもそのまま望遠ズームレンズは使いたい!」という方にはもう少しお金を貯めれてここから先のクラスを検討していただきたい。

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TAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (Model A030) 約35,000円

TAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD

2017年に発売されたタムロンの望遠ズームレンズ。

A005の後継機としてデザインが大きく変わった以外にもAF性能や手ブレ補正機構(4段分)も向上していて手頃な価格でフルサイズ対応の望遠ズームレンズが手に入る。

このレンズに限った話ではないがタムロンのレンズはズームの方向がキヤノンと逆方向(ニコンSONYと同じ)となる 。

Canon EF70-300mm F4-5.6 IS II USM 約49,000円

キヤノン EF70-300mm F4-5.6 IS II USM

2016年に発売された、キヤノン純正の望遠ズームレンズ。

2005年に発売のEF70-300mm F4-5.6 IS USM以降、キヤノンのフルサイズ対応望遠ズームレンズはLレンズのみで(翌年にコンセプトの異なるEF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMが発売されたが)、10年以上を経て待望の後継機登場となった。

Lレンズと比べて価格は半分以下、重量は約2/3、AFに新型のナノUSM、4段分の手ブレ補正機構などがあって基本性能が向上しているのに加えて、レンズ上面に液晶画面が付いていて撮影距離や焦点距離だけではなくレンズの角度揺れも表示できることからライブビュー撮影にはオススメ。

また、このレンズは価格も手頃で性能も良くとても評判のいいレンズで、10万円以下の望遠レンズの価格差をなしに並べてもこれが一番オススメ

50,000〜100,000円

40,000円台でオススメの一本が出てしまって、「この先をやる意味があるか?」と問われかねないが、レンズ選びは必ずしも評価が高いものが自分に合うとは限らない。

そこがレンズ沼の恐ろしいところ。

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TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD [IF] MACRO (Model A001) 約67,000円

TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD [IF] MACRO A001

2008年に発売されたタムロンの望遠ズームレンズ。

ズーム全域で開放値F2.8のレンズだが、手ブレ補正機構がなく、AF性能(動作音、合焦スピード)もあまり良くはなく、望遠端(テレ端)が200mmなのも物足りない…かもしれないが、どうしてもF2.8の明るいレンズが欲しい人への選択肢としてはなり得る。

最大撮影倍率の1:3.1は今回紹介する中でトップクラスなので、マクロも望遠も欲しい場合にも。

TAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD (Model A035) 約67,000円

TAMRON | 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD

2017年10月に発売されたタムロンの望遠ズームレンズで執筆時点(2018/5/23)において100-400mmとしては最も新しい望遠ズームレンズとなる。

次に紹介するSIGMAの100-400mm/F5-6.3とは似たスペックとなっているが開放値がF4.5である。また、比較対象とすべきではないかもしれないがキヤノン純正のEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM(約21万円)と比べれば1/3以下である。

また、100-400mmとしては最軽量の1,115gである点も評価したい。

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM 約70,000円

100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary

2017年2月に発売されたシグマの望遠ズームレンズ。

「ライト・バズーカ」と名付けられており、

70-300mmクラスのような小ささ、軽さ、コストパフォーマンスの高さを誇りつつ、400mmの望遠域まで撮影が可能な、超望遠ズームを開発しました。性能にも妥協せず、プロやハイアマチュアの方にも納得頂ける高画質と高機能を実現したこのレンズはまさに「ライト・バズーカ」とも呼べるワンランク上の超望遠ズームレンズです。

その重さは1,160gと一つ上のタムロンの100-400mmとわずか35gしか変わらず、大きく異なる点は直進式ズームに対応していること。

また、SONYのα7/9シリーズを使っている場合はFEレンズの100-400mmは高級なGマスターレンズしかなく、このお値段は約27万円なのでこのレンズにマウントアダプタMC-11を買っても10万円で十分にお釣りが来る。

TAMRON 70-210mm F/4 Di VC USD (Model A034) 約85,000円

2018年2月に発売されたタムロンの望遠ズームレンズで、執筆時点(2019/4/12)において最も新しい望遠ズームレンズとなる。

長さが176.5mmで重量が860gと軽量でインナーズーム機構なのでズームによってレンズの長さが変わることもなくズーム全域で開放値F4となっている。

キヤノン純正でほぼ同じスペックのEF70-200mm F4L IS USMが2006年発売で10万円超なので、それを考えるととてもコスパのいいレンズである。

TAMRON SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD (Model A011) 約80,000円

TAMRON SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD

2013年に発売されたタムロンの望遠ズームレンズ。

150-600mmで望遠端600mmは今回紹介している中ではもっとも大きく、APS-Cだと約1,000mm相当となる

しかし、フィルタ径は95mmで本体重量2000g弱と重量級なので用途が限られるかもしれない。

おまけ

自分がキヤノンの一眼レフで使っているのはEOS 7D Mark IIと一緒に購入した Canon EF70-300mm F4-5.6L IS USM。 

10万円超のレンズ(約11万円)なのでリストには入っていないが、せっかくの機会なのでこれを選んだ時の理由はと言うと、

  1. 焦点距離が70-300mm
  2. 本体の長さが最短で143mm、重さ約1kgとコンパクト
  3. 同時購入したEOS 7D Mark IIでキヤノン純正レンズを使いたかった
  4. レビューサイトでの評価も高い
  5. 憧れのLレンズが10万円台前半で手に入る

で、もちろんデメリットもあったがそれを理解した上で購入した(つもり)。

  1. ズームで明るさが変わる(F4-5.6)
  2. テレコンバーターが使えない
  3. インナーズームではない(伸びるとダサい…) 

型落ちとなって手頃になった、EF100-400mm F4.5-5.6L IS USMも選択肢としてはあったけど、やっぱりコスト的な話もあればサイズも…

2018年現在は「やっぱり、100-400mmは欲しい」と言うのが正直な気持ち。

とは言え、ネックになるのはやはり価格で純正のII型だと20万超で今のレンズを売っても持ち出しは15万円くらいになる。しかし、『ライト・バズーカ』ことSIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMであればほぼ持ち出しなしでかつマウントアダプタMC-11を購入することで70-200mm/F4しかないEマウントの強化にもつながる…悩む。

追記: 2019年購入 

takaclog.hatenablog.comtakaclog.hatenablog.com

最後に

遠くが撮れて明るいレンズは価格はもちろんのこと、サイズも大きく「買った初日から腱鞘炎になった」なんて話しも珍しくはない(?)。

自分が望遠ズームレンズで撮りたいものは何か、その為にはどんなレンズが必要か」は、その道のプロの人たちの写真集やセミナーに出ればわかるとは思うが、それらのレンズは決して安くはないし自分の撮影スタイルと合うとも限らない。

まずは、10万円以内を一つの目安として手に入れてみて、自分が撮りたいものに必要な焦点距離や明るさ、三脚を使って撮れるものかなどを試してみるのがいいと思う。

それでは、良いフォトライフを!

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