SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMの望遠端400mmで浮島町公園から飛行機を撮る【2019.2.2】
昨年12月のPayPayキャッシュバック祭り第1段でiPad Proとその周辺機器、防湿庫などキャッシュバックの上限近くまで買っていた分の残高付与が1月下旬にされていた。
そのキャッシュバックを元手に「何を買おうか?」と考えてすぐ頭をよぎったのが100-400mmの望遠ズームレンズであった。
- 飛行機撮影における70-300mmと100-400mm
- SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMを購入
- A滑走路16Rからの離陸
- A滑走路34L周辺
- D滑走路23の着陸とタキシング
- C滑走路16Lからの離陸
- B滑走路22への着陸
飛行機撮影における70-300mmと100-400mm
これまで使ってきた望遠ズームレンズはCanon EF 70-300mm F4-5.6L IS USMだが、飛行機撮影をしていると「もう少し望遠側が欲しいなぁ…」と思うことが少なくなかった。
飛行機撮影においては空港展望台から撮影していると離着陸する機体を撮ることもあれば駐機スポットと滑走路の間をタキシングしている機体を撮ることもあって望遠側だけでなく広角側も必要となる。
※以下、作例はiPhoneで撮影したもの以外すべてセンサーサイズがAPS-CのCanon EOS 7D Mark IIなので35mm換算での焦点距離は1.6倍(400mmなら約600mm)
一例を挙げると羽田空港国際線ターミナル展望台からA滑走路34Lにタッチダウンする機体を望遠端300mmで撮影することもあれば、
プッシュバックが始まれば(若干トリミングしているが)広角端の70mmにして撮影するなど刻々と移り変わる羽田空港ではレンズ交換をしているヒマはない。
なので最近はもっぱら広角は割り切ってiPhone XS Maxで撮影することが多い。
ダブルレンズの望遠側だと約50mmにもなるし写りも決して悪くない。
飛行機の場合はiPhoneで撮れる画角ならスマホでも十分追える速度でしか動かないので広角はスマホやコンデジで補完できるし、飛行機撮影のプロの方も100-400mmを愛用される方が多いことからも望遠ズームレンズを70-300mmから100-400mmにしても問題ないと考えた。
SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMを購入
100-400mmの望遠ズームレンズは何本か候補があってまずキヤノン純正のII型だが20万円超と高価であり重さは1.5kgを超えている(1570g)。
対するサードパーティのシグマとタムロンは重さが約1.1kgと純正よりスマホ1台分軽くて価格は約3分の1の7万円前後と圧倒的に安い(そして、どちらも写りは好評)。
憧れの白レンズでなくなることに多少の寂しさはあったが見た目よりもスペックや価格(コスパ)重視なのでシグマ or タムロンになるが、シグマならMC-11のマウントコンバータでSONY Eマウントが使えて一石二鳥なので SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary 017(35mm換算で約150-600mm)を購入した。
購入先はもちろんPayPayが使えるビックカメラで価格交渉してポイント込みでネットの底値近くまで頑張っていただいた。
新しいレンズを購入した翌週、早速羽田空港から近い浮島町公園へと向かった。
この日は2月上旬で北風運用かと思いきや暖かくて(春一番?)南風運用で離陸をメインに撮れた。
そして、今回の作例ではせっかくの100-400mmなのですべて望遠端いっぱい400mmのみ+JPEG撮って出し縛りにした(他の焦点距離で撮ったものは別途記事にする)。
A滑走路16Rからの離陸
浮島町公園のもっとも近くを飛ぶA滑走路16Rからの離陸はトリミングなしでも400mmがあれば大きく切り取れる。
ANA B777-300
浮島町公園に接近してくるとここまでアップになる。
JAL B777-200
上海航空 A330-300
中国南方航空 A330-300
JAL B767-300ER
ANA B787-8
ソラシドエア B737-800
JAL(日本トランスオーシャン航空) B737-800 ジンベエジェット
ウィルミントン・トラスト・カンパニー N700MK ビジネスジェット
中国東方航空 A330-300
ANA B777-200
ANA A321-200(A321neo)
スターフライヤー A320-200
ソラシドエア B737-800
A滑走路34L周辺
残り少ない787塗装のされた機材。
ANA B787-8
ANA B777-200 特別塗装機
D滑走路23の着陸とタキシング
D滑走路への着陸は400mmでも厳しいものがあるがタキシングについてはまったく問題ない。
ANA B777
JAL B777-200
ANA B777-200
アメリカの3大航空会社も続々と着陸。
デルタ航空 B777-200ER
アメリカン航空 B787-9
ユナイテッド航空 B787-8
デルタ航空 A330-300
エアドゥ B767-300 ベアドゥ特別塗装機
C滑走路16Lからの離陸
浮島町公園からは死角になるC滑走路だが離陸すればほぼ真横を撮れるがこちらも400mmでは少し余り気味。
ルフトハンザドイツ航空 A350-900
中国国際航空 A330-300
JAL B777-200
ANA B767-300
ルフトハンザドイツ航空 B747-8
B滑走路22への着陸
B滑走路への着陸も作例として載せるが400mmでは到底足りない。
JAL B777-200 エコジェットネイチャー
ベトナム航空 A350-900 スカイチーム塗装
最後に
これまでのCanon EF70-300mm F4-5.6L IS USMと比べると明らかに撮影時における腕への負担が増えて(重くなって)ブレやすくもなったが、これでも100-400mmとしては軽い方であり「ライトバズーカとはこういうものだ」と納得して慣れていかなければならないのだろうな、と。
写りに関しては元々あまり拘りはなくてせいぜい機体番号が等倍で読めればOKくらいの基準なのでまったく気になっていない。
また、このレンズはx1.4のテレコンが使えるので35mm換算で400mm*1.6(APS-C)*1.4(テレコン)≒900mmになるが、EOS 7D Mark IIではセンター1点となるのでEOS 5D Mark IV(全点F8測距)との使い分けが必要となってくる上にAPS-Cのx1.6が無くなるので今のところ導入は微妙かな。
ちなみに、これまで使ってきたCanon EF70-300mm F4-5.6L IS USMは70-300mmと100-400mmと焦点距離が若干違うが用途は被っているし、特に問題を感じることもなさそうなので近いうちにドナドナしようと思う。
それではまた次回へと続く。