SONY α6300でオフシーズンの浮島町公園でヒコーキを撮る【2018.9.8】
前回はCanon EOS 7D Mark IIでヒコーキ撮影したもので、今回は先日妻にプレゼントしたSONY α6300を借りて撮らせてもらったものと妻自身が撮ったものを併せて公開。
撮影機材
ボディはSONY α6300、レンズは自分が普段α7R IIで使っているSEL70200Gを貸した。
一眼レフのEOS 7D Mark IIを使った後に使わせてもらったのもあるが、コンパクトなボディに対してレンズはずっしりとしていてフロントヘビー。「せめてグリップがもう少し深いといいな」と思った。
ファイル形式はRAWではなくJPEG・ファインで補正なしのトリミングのみ。また、撮影モードもスタンダードだった気がして、前回のものより明らかに空の青さ(彩度)が足りないが設定の問題ということで。
浮島町公園
レンズの望遠端が200mm・換算300mmと少し短いが必要に応じてトリミンでカバーしている。
16R離陸・ガルーダ・インドネシア航空 A330-300
前回も掲載していたガルーダ・インドネシア航空のA330をα6300でも。
その他、色々
この他は離陸してから見えなくなるまでの一連の流れはなかったのでひとコマずつ。
ルフトハンザドイツ航空 A350-900
SONY α6300を使ってみて
フォーカスエリアを『フル』にフォーカスモードは『AF-C』で撮っていたが、α6300のAFは425点(位相差検出方式)と169点(コントラスト検出方式)のハイブリッドでシャッター半押しの間は常に被写体であるヒコーキを捉えていて、ミラーレスでありながらも歩留まりの高さは目を見張るものがあった。
ただ、連続撮影中に何十枚に一枚くらいの頻度でピントが外れていることがあるのが少し気になったが、発生頻度はとても低いので枚数を撮ってカバーするのが良さそう(以下、左側はピントがあっていて、右側はピントがはずれている)。
α6300を使うのが今回が初めてなのでもしかすると設定の追い込みが足りなったかもしれないが、もう一つ気になったのが突然ブレる現象(以下、左側はブレておらず、右側はわずかだがブレている)。
等倍にしてようやく気付くレベルで1/2~1/3倍で表示しているとほぼ気付かないが、EOS 7D Mark IIで撮った画像でこのような現象は確認できなかった。
と、ここで少し調べてみたところほぼこの原因が特定された。
一眼レフと比べ、ちょっと注意が必要なのが、絞り込んでAF-C撮影するときだ。ヘリコプターのローターや飛行機のプロペラをブラして撮影しようと、シャッタースピードを落とすと、絞りがF8よりも絞り込まれるケースも多々あるが、設定絞り値がF8より暗くなると、(αに限った話ではないが)像面位相差AFが効かず、コントラストAFのみの制御になり、AF-Cモードではウォブリングでピント合わせを行うので、ライブビューがフワフワと揺らぎ、AF追従性能も大幅に低下してしまう。
一眼レフでも開放絞りがF8以下のレンズだと測距できなくなるが、それより明るいレンズを装着し、F8以上に絞り込んでも、測距時点では開放絞りで、連写中もいちいち開放絞りに戻して測距を行っている。しかし、Eマウントのαシリーズを含め、ミラーレスカメラの多くは、基本的に設定絞り値まで絞り込んで測距を行い、連写中も絞りを開けないで測距を行うので、設定絞りがF8より暗くなると、途端にAF性能が落ちる。一眼レフと同様、測距時は開放絞りに戻す撮影モードが欲しいところだ。
ただ、1つ目のピントが外れているやつはf5.6だからまた違う気もするが…
いずれにしてもα6300の歩留まりの良さはミラーレス一眼の中ではかなり優秀な方だと思うし、画素数も24Mもあるので思い切ったトリミングもできる。
最後に
家に帰ってそれぞれの撮影データをパソコンに取り込んでみるとなんと1300枚にも及んでいた。RAWで撮っていなかったことに胸を撫で下ろしたが、それでもこれだけの枚数を残すものの取捨選択、次にブログ用を選択と結構な時間がかかった。
α6300の動体撮影の性能(歩留まり)は現時点においては、EOS 7D Mark II>α6300>α7R II といった感じかな。
本編とは関係ないけど妻のSDカードから取り込む際に誕生日祝いに焼き肉を食べに行った時の画像も出てきたので参考までに。レンズはSEL35F28Z。
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