takac.log

今日は何を撮りに行こうかな?

【台湾旅行記】No.4 台湾でのモバイル通信は?(SIMカード編)

旅行記と言いながら三回やってまだ成田空港にすら着いてない。
そんな今回は、順を少し飛んでちょっと台湾に行ってみる。

第四回目は「台湾のモバイル通信は?(SIMカード編)」の話し
※モバイル=スマホです


海外で一番困ることはネットがないこと
海外旅行が成功する(計画通りに進む)かは、「常時インターネットに接続できるかにかかっている」とは、申込段階から思っていた。
インターネットにつながれば、GoogleマップGPSで現在地がわかり、VoIPで電話ができ、メールやSNSも使える。

日本のキャリアローミングは高い
ドコモ、auソフトバンクの3社は海外パケット定額を提供しているので、今使っているスマホをそのまま海外に持って行っても、(現地のキャリアへ)接続先を変更するだけで実は使えたりする。
ただ、その料金が非常に高い。
3社とも1日20万パケット(25MB)で1,980円、それ以降は上限が2,980円で張り付くが、3泊4日で4日間フルで使えば12,000円近くかかってしまう。
参考:NTTdocomo 海外パケ・ホーダイ http://www.nttdocomo.co.jp/service/world/roaming/kaigai_pakeho_pr/charge/index.html
参考:KDDI 海外ダブル定額 http://www.au.kddi.com/service/kokusai/packet/
参考:SoftBank 海外パケットし放題 http://mb.softbank.jp/mb/iphone/service/international/roaming/packet/

MiFi(海外Wi-Fiレンタル)は安いがバッテリーに難ありか
成田空港の出発ロビーを歩いていると、海外Wi-Fiのレンタルサービスをしているカウンターがある。
料金は地域にもよるが、台湾であれば700円弱/日で借りることができ、出国前に借りて帰国時に返せば日数×基本料金のみで済む。
オプションで、自宅での受取りや返却、期間延長、紛失時の保険にも加入、本機はWi-Fiルータなので友達や家族等とも共用することができる。
ただ、一点難点があるとすれば、MiFiはバッテリーの持ちの悪いらしく、ほぼ4時間しか持たないので、ずっと電源をONにしたままは厳しい。
オプションで予備バッテリーをつけるか、モバイルバッテリーを持ち歩く必要があるが、国内キャリアのローミングを使うことを思えばずっと安い。
参考:GLOBAL WIFI http://townwifi.com/mifi/?cid=aw
参考:GLOBAL DATA http://www.globaldata.jp/

最安は現地キャリアのプリペイドSIMカード
台湾大手通信キャリアは、中華電信、台灣大哥大(台湾モバイル)、遠傳電信の3社。
3社ともプリペイドSIMカードを旅行者向けにも提供しており、なんと約200〜300円/日で利用できる。
また、桃園国際機場ではこの3社がカウンターを並べて到着ロビーにあり、たまに日本語が通じる店員もいるそうだ。
ただ、一点気をつけなければならないのは、SIMロックフリーの端末を持っていることである。

プリペイドSIM 購入までの流れ
成田空港から出発し、桃園国際機場に到着したが、(ホテル送迎+免税店の)ツアーがあり既に何人もの人が待機していて全員集合も時間の問題だったので、桃園国際機場での購入は諦める。
ただ、こうなる事はすでに織り込み済みで、予め台北市内の松山機場に中華電信のカウンターがあり、確実に海外旅行者にも売ってくれることはネットで調査済み。
ホテルに着いて荷物を置いてからMRTを乗り継いで、松山機場に到着すると直ぐに中華電信のカウンターを見つけた(1Fクロネコヤマトの隣でサブウエイの側)。

「3日用のデータ通信のみのプリペイドSIM(microSIM)を2枚欲しい」と拙い英語で伝え、パスポートと運転免許証を提示し、アクティベートも込みで15分ほどだった。
※身分証明はパスポートのみではダメなので、日本人なら運転免許証等が必要
中華電信のプリペイドSIMは3日用でも購入日+3日(4日目の23:59:59まで)なので、3泊4日の旅行に最適である。

使用方法
SIMカードの入っている袋にAPN(Internet)とPINコード(0000)を書いてくれるので、これから先は自力での作業となる。

詳細は次回の【台湾旅行記】No.5 台湾でのモバイル通信は?(端末編)で書く予定なので割愛するが、iPhoneSIMロックフリー版であればSIMトレイを取り出し、差し替えれば自動的にAPNが設定されるので、差し替え作業とPINコード解除のみで完了となる。
▼キャリア名が「中華電信」に変わっている

カバーエリアは抜群
圏外を一度か見ただろうかと言うくらいに、どこでも電波があった。
日本(特に東京)の地下鉄は駅と駅の間は圏外になるが、台湾のMRTはしっかりと電波があり、通話していた人もチラホラいたので問題なく使えるのだろう。
恐らく一番カバー率の高い中華電信を使っていたのもあるかもしれないが、日本よりは圏内率は高い気がした。

ベンチマークも上々
ただ繋がればいいと言うわけでも無く、スピードが出ないことにはデータ通信オンリーなので話にならないので、時々ベンチマークアプリを立ち上げて測ってみた。

▼午前7時頃の西門駅側のホテル(5F)より

▼午後9時30分頃の中山駅側のホテル(6F)より 1回目

▼午後9時30分頃の中山駅側のホテル(6F)より 2回目

▼確認くん

▼深夜0時頃の中山駅側のホテル(6F)より

▼午前8時前のMRT駅間より

▼午後3時頃の桃園国際機場出発ロビーより

3G環境下でこのPingと下り速度はドコモではなかなか見られない数値。
特にPingが100msを切っている事が多くLTEと大差ない。
地下鉄でも測定値は地上より劣るものの、決して悪い数値ではない。
主に通信していたのは、台北市高雄市なので、その外の地域だと結果がどうなるかは分からないが、十二分に満足の行くのモバイル通信環境だった。

注意
iPhoneSIMカードを挿して通信するとGoogleから不正ログインの可能性がありますのような警告が出る場合がある。
GmailのExchangeパスワードの再入力を求められる場合も?)
恐らく普段は日本からしかアクセスしないのがいきなり国外からアクセスしたことで、不正アクセスの可能性を教えてくれるようだ。
問題無ければ(無いはず)ログインしましたかで「はい」と答えておこう。