ウェディングフォトに適したカメラとレンズを考える
今週末は地元の友達の 結婚式+披露宴+二次会にお呼ばれしているが(カメラマンとしてではない)、どのカメラ(ボディ)に、どのレンズを付けていくか?がここ数日の悩み。
普段は撮らないポートレートが撮れる貴重な機会なので今回は自分の頭のなかのモヤモヤを整理する記事。
カメラ(ボディ)を選ぶ
今現在、持っているカメラはこの4つ。
ウェディングフォトでは高感度に強くて、連写性能の高いカメラが良いと一般的に言われているのでフルサイズの【α7】と動体撮影の【7D2】が有力候補だが【α7】はシャッター音が大きくて撮るのを躊躇するシーンが出そうだし、【7D2】はゲストが持って行くには大きく重たい気がしている。
残る選択肢の【X7】と【RX100M3】のうち【RX100M3】はこれまで使ってきた感覚として暗い場所でAFが迷うことが多かったので照明が落ちることが多い披露宴や二次会では難しいかなと。
消去法的に残った【X7】だが軽量コンパクトで静音撮影モードがあるし、センサーもAPS-Cと必要十分。必要条件は満たしている一方でボディ単体が3万円台のKissシリーズでいいのか、サイズ重視にして当日【7D2】にしなかったことを後悔しないかが気掛かりな部分である。
レンズを選ぶ
ボディを【X7】か【7D2】で決めかねているが、いずれにしてもキヤノンEFマウントなのでレンズ選びに。
※昨年自分が結婚式を挙げた際に撮っていただいた画像の一部を参考として使用してます
単焦点レンズ
少しでも明るいレンズにすることでシャッタースピードを上げ、被写体ブレや高感度のノイズを防げる単焦点レンズ。
プロの会場カメラマンとは経験値・スキル・機材・ポジショニングでは歯が立たなくても単焦点レンズのボケ感を味方にすれば歯形くらいは残せる…かも!?
高倍率ズームレンズ(別名:便利ズームレンズ)
結婚式ではゲストの動ける範囲は限られているので、単焦点レンズでは画角が固定されてかつ足でも稼げないとなると構図が難しくなる(トリミングが必要な場合も)。
しかし、高倍率ズームレンズなら手元の料理から離れている高砂までまるでレンズ交換無しで狙えるので、プロに撮ってもらうのに近いデータを即日で渡したりSNSでのシェアにも使いやすい(式の当日に渡してあげると喜ばれる)。
ただ、望遠側は明るさ(F値)がかなり暗くなるので、暗めの会場ではシャッタースピードへの配慮がシビアに(そして、ISO感度との戦い)。
超広角ズームレンズ
個人的には「望遠側は必要だとしても、広角側はいらないだろう」とハナから除外していた超広角レンズだが、改めて自分達の式の時にいただいていた画像のexifを見返していると超広角レンズで撮られていた方がいた。
超広角レンズの特性をうまく活かしていて新郎新婦だけではなく参列している人も含めた一体感(?)があり、また被写体深度が深いので丸テーブルでも手前と奥の人のどちらにもピントが合っていた。
プロとは違うものを撮りたい!
プロとゲストでそれぞれが撮った画像をこの記事を書くのに見返していると、プロは展開を先読みして絶好のポジションから新郎新婦を中心に捉えて撮っているが、ゲストはやはり制約が多いのでプロと同じ土俵で勝負するのは難しい(そもそも、勝ち負けの話ではないけど)。
なので、ゲストだからこその一枚を撮ることに専念すべく、「プロの使わないタイプのレンズを使うのが手だ」と考えて、自分の式でプロが使っていたカメラとレンズを調べると、
- Canon EOS 1D Mark IV+EF 24-70mm F2.8L USM
- Canon EOS 5D Mark III+EF 16-35mm F2.8L II USM …いい機材だ。
使っていたレンズは超広角と標準域のズームレンズなので単焦点と高倍率ズームレンズが良さそうだが、高倍率ズームレンズは足で稼げない分をズームでカバーしてプロ寄りになってしまう気がして今のところ単焦点レンズが有力候補。
EFマウントで持っている単焦点レンズはCanon EF50mm F1.8 STM(撒き餌レンズ)
SIGMA Art 30mm F1.4 DC HSM
自席から新郎新婦を撮るなら50mm/F1.8、ゲストや料理を撮るなら30mm/F1.4かな(いずれも、APS-Cなので×1.6)。どっちか1本なら後者。
最後に
ウェディングフォトではマストアイテムのスピードライトは、残念ながら自前で持ってはおらず、レンタルしてもすぐに使えるほど簡単なものでもないので、今回は明るいレンズにすべてを賭けようかなと。
ただ、それ以上に全力で祝福をしてあげないとね。
実際にカメラを持って行った時の話に続く。