SONY Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSSを買った件(購入編)
※初稿時に【Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z】と誤って名称を記載しておりました為、訂正致しました。
ついに、、、ついに、、、、、レンズ1本数万円の壁を突破!
SONYの超広角FEレンズ Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA(SEL1635Z) を買った!!
「この程度ではしゃいでるようじゃ…」と思われるかもしれないけど、フルサイズセンサー搭載カメラの本体より高いレンズってのは(α7が安いんだけど)、なかなか踏み出せない境地だった。
買った経緯と理由
もう一つのブログで書いてるけど、海外旅行の予定があって「今度こそは超広角で撮りたい!」との思いが。あとは、風景撮りが多いので、超広角はいつか手に入れたい一本だった。
この時点では、まだα7のレンズは高価で想定外だったけど、色々と比較していくうちに「α7に超広角レンズをつけたい…!」と思うようになり、最終的にSIGMAのAマウントと今回購入したレンズ(SEL1635Z)の2本にまで絞った。
この記事を書いた後に、秋葉原のヨドバシへ別件の用事があって、もちろんこの2つのレンズも覗いたり触ってみたりしたけど、気持ちはSEL1635Zで固まりかけていた。
理由は5つ。
- システムとして考えた時に軽くて済む
- マウントアダプタの評判がイマイチ
- F4通しの明るいレンズ
- 手ブレ補正がある
- 前玉が出ていない
1. システムとして考えた時に軽くて済む
SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSMをα7に装着する場合、マウントアダプタが必要(LA-EA4など)。この時点で、レンズ+マウントアダプタの重量が発生する上に、「せっかくAマウントのレンズを持っていくなら」とα77も持ち運ぶことになるだろうし、かと言ってα7を諦めるのもなく、カメラ本体2台持ちとなり持ち物が一気に増えてしまう。
その点、SEL1635Zはそのままα7に装着でき、本体重量が軽く、カメラは1台、レンズも軽量のEマウントとシステムの軽量化ができる。
2. マウントアダプタの評判がイマイチ
AマウントのレンズをEマウントに装着する時には、ソニー純正のLA-EA4をカメラとレンズの間に挟むが、トランスルーセントミラーで明るさが落ちたり、マウントアダプタ自体に電源を持っておらず、カメラから給電するタイプなのでただでさえ悪い電池持ちがより一層悪くなってしまう。
3. F4通しの明るいレンズ
一般的に、カメラのレンズは一般的に明るければ明るいほど(F値が小さいほど)いい。また、明るいレンズの中でもズーム(焦点距離を変えること)によって明るさが変化しないレンズは更に良いと言われている。この2本では最大の明るさは僅差であるものの、SEL1635ZはF4通しと言ってズームによって明るさが変動せずF4で固定される。
4. 手ブレ補正がある
ソニーのカメラでもコニカミノルタから引き継いでいるAマウントと、ミラーレスのEマウントの2つがある。Aマウントはカメラ本体に、Eマウントはレンズに手ブレ補正機能が搭載されているため、AマウントのレンズをEマウントのカメラで使おうとすると、ほとんどが手ブレ補正のないレンズなので、手ブレしやすくなってしまう。
5. 前玉が出ていない
これが決定打に近かった。画角が広い分、SIGMAの方で前玉が出てしまうのは仕方ないと思うが、必ずレンズにはフィルタを付ける派としては、フィルタの取付での常用不可の上に、前玉が出ていてフラットより傷がつきやすいのは精神衛生上良くない。
以上、大体こんな感じの理由で決めた。
購入費用も1週間で工面でき、踏ん切りが付いた
(この話しだけで記事1本を書くだけの量になるので簡潔に。投資で得たリターンは再投資せずに趣味に使うことにしている。今の時期はちょうど決算シーズンで株価が乱高下しやすい(ボラティリティが高い)ので、読みがあたった場合の儲けは大きく、売買も最短で即日・遅くて翌営業日には損が出ていても売って資金の回転を高くしていた。その読みが、今回は偶然にもそこそこの確率で的中していたので、全額とまではいかないまでも「高いけどいいや」と思える程度には…)
土、月と楽しめる?
今日(2/14)はCP+ 2015へ行くついでに横浜中華街で食べ歩きをしたり、みなとみらいで撮ったりできそうだし、月曜は休みを取っているので舞浜にある某テーマパークにでも行こうかな…と。
その為には、直ぐにでも手に入れる必要があったので、昨日の仕事帰りにビックカメラに寄っていい感じにしてもらって購入した。店員さんに感謝。フィルタは同時購入で10%引きになるので買ったけど、レンズで金銭感覚が若干麻痺していたけど72mmだと5,000円以上した。
装着してみた
帰って早速装着してみた。
ファーストインプレッションとしては「デカい!重い!カッコいい!!」だった。
以下の画像は、最近ご無沙汰気味だったSONY NEX-5RにマクロレンズSEL30M35のセットで撮った。
35mm単焦点のSEL35F28Zと比べて重さは約4.5倍、長さは約3倍で標準ズームレンズ(SEL2870)に近い。遠いところ(望遠)を撮るのにレンズが重くなるのはわかるけど、広角でも超広角になると重くなるってのがちょっと不思議。
付属の花形フードはフードの先が接地面の多いタイプで、ケラれないような作りになっている。
接地面が多く安定感があるので、レンズ交換時にこうやって置いてもグラつかない。
装着した感じ(…わかりづらい)。
横にはもちろん【ZEISS】の文字。いいねぇ〜。財布やカバン等のブランド品と同じでこのロゴがついてるだけで、高くても許せる不思議。
上(俯瞰)から…と言いたいところだけど、影を見たら一目瞭然でカメラを横にしてる。これだけ前が重いと重心はレンズの方に移るので、三脚使用時にはちょっと気をつけないといけないかも。
ここを見てるだけで十分楽しい。
ZEISSのレンズは製品箱のなかに作った人のサインが入っていたり、この画像では敢えて見えないようにしているが右下(T*の隣、時計でいえば4〜5時の辺り)に製品番号が刻印されていたりと、工業製品とはいえ人の作った暖かさみたいのも感じる…かな。
超広角の他にも
一番の目的は「これで超広角を撮りたい!」だけど、二番目に「寄りたい!」ってのもあった。このレンズの最短撮影距離は28cmで、標準ズームレンズが30〜45cm、既に持っている35mm単焦点レンズ(SEL35F28Z)が35cm、FEレンズ最強とも言われているSEL55F18Zについては50cmと寄れるレンズが少ない。つまり、飯撮りにも向くレンズ。
そうそう、当初は標準レンズの置き換えにSEL2470Zも欲しかったんだけど、あまり評判が良くなくて無期限の保留に。ただ、FEマウント最強レンズの55mm単焦点レンズ(SEL55F18Z)は中古でもいいからいつか手に入れたいな。
そんなわけで、次回は撮影編を。
※初稿時に【Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z】と誤って名称を記載しておりました為、訂正致しました。