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今日は何を撮りに行こうかな?

Chromebook ASUS Flip C100PAを買った話

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昨日、ボリュームが多くなって持ち越した「買った理由」の話を。

takaclog.hatenablog.com

作りの良さと高級感

Chromebookは高いスペックが要求されないことやサブとしての位置付けであることから、価格を抑えた商品が多く、外装にプラ系の素材を使っていたり(Flipの前のモデルとか)Chromebookとして動作させるのも厳しいスペックだったり、Chromebookが国内でも買えるようになってきた頃のレビューでは、「作りが安っぽい」「たわむ」などハードの完成度が低くてしばらく見送ることにした過去がある。

ハイエンドモデルのChromebook Pixcel(by Google)は国内販売こそないが、残念ながらこれだけ払うならMacBook Airなんだよなぁ…

Google、新 Chromebook Pixelを発表。USB-C採用、12時間駆動、Core i7 16GB RAMも選べる高級Chromebook - Engadget Japanese

しかし、約1年待った甲斐があってか、ようやく「これなら買ってもいいかな」と思える一台が登場した。それが、ASUS Flip C100PAだった。

Flipは外装がアルミ系の素材で、たわみもなければ、安っぽさもなくて所有感を満たしてくれる。

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限りなくドナドナしたあれと似ているのは気のせい…だよね?

MacBook Airとの比較

そんな訳で実際にMacBook Airとの比較。

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MacBook Airの11.6インチに対して、Flipの10.1インチの差は1.5インチ。

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上が開閉部、下がヒンジ。僅かだがMacBook Airが薄くてスタイリッシュ(そもそも上と下で比較対象を逆転させるなって話だけど)

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キー配列には、どちらも日本語配列キーボードなので大差はない(ってか、パッと見じゃ一緒)。気になるとすれば、FlipのEnterキーが狭いのと(左側に余裕が有るのに)、かな⇔英数キーが要らないことかな…にしても、並べるとなおさらよく似ている。

ACアダプタもMacBook Airと比べてコンパクトになってた。

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モバイルするのに本体サイズはもちろん、ACアダプタがデカかいと持ち出すのが億劫になる。特に量販店とか見に行ってもACアダプタは見えないようにディスプレイされてることが多いし。

360度回転開閉ヒンジとタッチスクリーン

360度回転開閉ヒンジで4つのスタイル

本機の一番のウリであるこのキーボードとディスプレイを繋ぐヒンジの部分が360度回転するようになっている。

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こうなることでパソコンとしてだけではない、4つのスタイルをASUSは提案している。

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ASUS Chromebook Flip C100PA | ノートパソコン | ASUS 日本

ノートパソコンスタイルとタブレットスタイルはなんとなく用途が思いつくが、テントスタイルとスタンドスタイルの用途が初めはピンとこなかったが、触っていくうちにわかってきた。

ベッドに入って動画を楽しもう(多分)

ベッドの上で布団に入ってうつ伏せで動画を見る時だ。ノートパソコンスタイルだとキーボード+画面を傾斜させる分のスペースを確保しなければならないが、すると男だと足の甲くらいはベッドの端からはみ出てしまう。かと言って、タブレットスタイルではシーツが滑ってうまく立たなかったりするが、テントスタイルやスタンドスタイルは省スペースでちょうどいい角度で設置できる。また、近眼だとキーボード分離れただけで字幕が読めない人もいるだろうが、その問題についてもクリアできる。

あとはご飯を食べながら見たりとか。

*あくまでも個人の見解です

4つのスタイルを使うのに欠かせないタッチスクリーン

この4スタイルのうち3スタイルで必要不可欠なのがタッチスクリーン。

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ASUS Chromebook Flip C100PA | ノートパソコン | ASUS 日本

Windowsパソコンでもタッチスクリーン対応のものが出てきているけど、Chromebookにも対応してくるとは。

「パソコンにタッチパネルなんて必要ない」って人もいるけど、個人的には結構助かっている。

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例えばこんな風に1つずつきれいに囲うのもありだけど、

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これでも通じるんだから、こっちの方が簡単だし早い。

もちろん、スタイラスペンだって使える。

基本性能も十分

CPU:Rockchip Quad-Core RK3288C

メーカー名自体が初耳だが烏龍茶で有名な中国福建省のメーカーらしく、CPU性能自体はIntel Celeron N2830、NVIDIATegra K1とほぼ同等らしい。
Rockchip Chromebook Benchmarks Reveal Surprising Results

意外にもファンレス設計可能な優秀さ。

対応メモリ:LPDDR3-1066, 搭載容量2 GB

Chrome OS自体はかなりエコなOSだけど、Chromeブラウザがかなりメモリ食いなので正直4GBが理想だが、個人向けには2GBのモデルしか無い。

表示機能:10.1型 1,280×800ドット(WXGA) 、LEDバックライト グレア

エンターテイメント性も重視していることから表面がノングレア(非光沢)ではなくグレア(光沢)になっている。また、解像度は1366x768pixではなく、1280x800pixの縦に少し長いのはGood!!

ストレージ機能:16GB

Googleドライブにデータは保存するので、OSが入ってChromeブラウザが動けばそれでいい感じ。

カードリーダー対応メディア:microSDXCメモリーカード/microSDHCメモリーカード/microSDメモリーカード

microSDでストレージ容量を拡張することができるようになっているが、恐らくは必要ないかなと。

カメラ機能:92 万画素Webカメラ

インカメラ搭載なのでテレビ電話的なことはできるけど…使わないかな。

ネットワーク機能:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth V4.0

最新のIEEE 802.11 ac対応だが、大容量データをダウンロードしても保存するストレージがないので、恩恵があるとすれば動画の視聴…大は小を兼ねるか。

インターフェース:USB 2.0×2、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1、microHDMI (タイプD)×1

「今時、USB 2.0か」と思ったけど、マウスとキーボードくらいしか挿さないからこれで十分。日本人が大好きなD-sub 15ピンはないけど、個人ユースじゃ使わないね。HDMIかChromecastで十分。

バッテリー:約9時間

ネットワーク環境が必要なChrome OSである以上、あまり頻繁に外に持ち出して電源がない場所で使うシーンは想定していないけど、家の中でちょっと調べ物がある時にわざわざACアダプターを挿して…なんてことをやるのは手間なので、タブレット的な使い方をするとなると9時間無駄ではない。

サイズ:幅262.8 mm×奥行き182.4 mm×高さ15.6 mm

B5サイズで持ち運びに便利。

質量:約0.89 kg

Chromebookは1kgを超えている商品がほとんどの中で、360度開閉式のヒンジを搭載して900g弱は素晴らしい。

最後に

ヒンジがある程度の角度まで行くとキーボードとタッチパッドが自動的にオフになるので、タブレットモードで使っていたらキーボードやタッチパッドに触れて誤作動することはないのでご安心を…なのだが、どうにもタブレットモードではキーボードむき出しで使うことになるのが耐久性的な意味で不安は残る。

操作的な話はまた別途やるつもりだけど、今のところかなり満足している。キーボードもなかなか打ちやすいし。