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今日は何を撮りに行こうかな?

【実写レビュー】SONY RX100M3を4ヶ月使ってみて

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購入前後は嬉しくてポンポン記事を上げるが、それ以降はほとんど音沙汰が無くなるこのブログ。

本来あるべきレビュー記事は、カタログスペックではなく継続使用してわかったことを記事にすることだと思うので、もう少し継続使用レビューの本数を増やしていかなければと思ってみたり。(お金を直接的にもらって書いているわけじゃないんだから、好きに書けばいいんだけど)

そんな理由で、今回はSONYの高級コンデジRX100 Mark III(以下、RX100M3)を4ヶ月使用した継続レビューを。

4ヶ月使ってみての率直な感想

結論から言うと、

この4ヶ月で一番持ち歩いたカメラだった

RX100M3単体の時もあれば、EOS 7D Mark IIとRX100M3、α7とRX100M3のようにサブ的に使うこともあって、いつもカバンに入れていた。

料理フォトが撮りやすくなった

RX100M3を買った一番の理由が『料理フォト』である。

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F2.8 1/60 ISO800

お店によっては一眼レフやミラーレスが使いづらい(取り出しづらい)場合がある。

  • カメラから発する音(シャッター音やミラー駆動音)
  • 一眼レフやミラーレスの存在感(その場にある違和感?)

雰囲気があるお店で撮影する場合にはお店の人に了解は取るが、やはり周りの人がどう感じるかを考えるとシャッター音が鳴るスマホを含め「ちょっとなぁ…」と思っていたのが、RX100M3があることでシャッター音がなく(消せる)、存在感も薄いのでこの問題は解決した。

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F2.8 1/80 ISO400

また、お店によっては雰囲気を出すのに明るさを抑えていたりするが、センサーサイズが大きく明るいレンズなのでノイズの増加や手ぶれを抑えることができ、ボケを作ったり露出オーバー気味に撮っても耐えられる。

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F2.8 1/30 ISO3200

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F2.8 1/80 ISO1600

カバンにいつも一眼レフやミラーレスを入れておくわけにはいかないが、RX100M3は携帯性が抜群によいので普段からカバンに入れておいても占める割合は少なく、急に勤務時間後に外食となった場合にも対応ができる。そして、記念日や久しぶりにあった友人などと食事をすれば「記念に…」とお店の人に撮ってもらう時にもコンデジなら操作で戸惑うことも少ない。

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F2.8 1/80 ISO250

ただ、贅沢を言えば望遠端での最短撮影距離が25cm縮まって30cmになったが、これでも椅子を少し引かないと撮れないこともあるのでもう少し寄れると嬉しいのになぁ…

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F2.8 1/80 ISO1250

レンズを何本も持ち歩かなくなった

Canon EOS 7D Mark II と 望遠ズームレンズCanon EF70-300mm F4-5.6L IS USM で撮りに出掛ける時、「使わないかもしれないけど、一応標準域のレンズも…」とCanon EF24-70mm F4L IS USMの1ボディ2レンズだと約2,600gになる。

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しかし、標準ズームレンズをRX100M3に置き換えれば、約300g軽くなる(同レンズの1/2)上にスペースも取らず、レンズ交換の手間も掛からないのでもっぱらRX100M3をセットにすることが増えた。α7だと超広角ズームレンズのSEL1635ZとRX100M3とか。

マニュアル撮影でISOオートが使える

α7もそうだがRX100M3でもマニュアル撮影時(M)にISOオートが使える。

そう頻繁に使う機能ではないが、絞りとシャッタースピードを固定して露出調整はISO感度に任せるような使い方はができる。

瞳AFが使える

これもα7でも使える機能だが、瞳を検知してピントをあわせるのでポートレート撮影では確実に人物の顔に焦点を合わせられる。

EVFは意外と使わない

RX100M3のウリの一つでもあるEVF(電子ビューファインダー)は購入前に想定していたほど使っていない。

購入前は「ポップアップして引き出すだけだから手間なし!」と思っていたが、実際に使ってみると意外とこれが面倒に感じて液晶モニターで撮っている。

「面倒」以外の理由で、アイピースがないために顔とカメラが密着しないが為にホールドが安定せず、ファインダーサイズもRX100M3が0.39型に対してα7が0.5型と0.11型の差だが使っていると結構な差を感じる。

ただ、天気の良い日には液晶モニターでプレビューの確認ができない場合においてはEVFが役立つので、常用しないものの状況次第では必要となる。

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F4 1/125 ISO125

それはそうと、EVFを仕舞うと電源が切れる仕様は設定でオフにできるようにして欲しい。EVFで撮って液晶モニターで確認しようと仕舞ってしまい電源が切れることが多々…

バッテリーは想像以上に持つ

純正2本に互換2本の計4本を持っているが、1本で300枚は平気なので2本あれば間違いなく1日分としては足りる。

互換バッテリーの方が容量は大きいが体感としては、純正より持たない感じなのと、急に残量が大きく減ることがあるけどコスパを考えれば十分かなと。

アタッチメントグリップは必須

RX100M3購入時に店員さんに頑張ってもらったので、その御礼の意味も込めてアタッチメントグリップ(AG-R2)と液晶保護フィルムを買った。

カメラを開封して直ぐ装着してしまったのであるのが当たり前となっているが、店頭のモックを触っているとどうもこのグリップがないと落ち着かないので、買ってよかったなと。

液晶保護フィルムは特殊性のない一般的なヤツで最近少し剥がれかかっているので、スマホ同様に液晶保護ガラスのタイプを買おうかな。

花火もよく撮れる

今夏、花火撮影にも活躍したRX100M3。

一眼レフやミラーレスのように、絞りやシャッタースピードを設定できるだけではなく、NDフィルタ(3段分)も内蔵しているので長時間露光しても白飛びを防げる。

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F11 7" ISO125

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F5.6 19" ISO125

クリエイティブスタイルやピクチャーエフェクト+が楽しい

クリエイティブスタイルはNEXシリーズから引き継がれてRX100シリーズでも健在。帰ってからRAW現像する時にやれば済む話しだろうけど、帰ってからの画像整理も地味に時間を食うので、できれば撮ったままをJPEGで書き出せる方が楽に決まっている。

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動画は手ブレ補正がキッチリ

ここ最近は少しずつ動画も撮るようになってきたが、ソニーがハンディーカムで養ってきた手ブレ補正がとても良く効いて、歩きながら撮っても全然揺れない。

参考動画を出したいところだけど、すぐに出せる環境にはないのでまた次回にでも…

最後に

RX100M3を買ったことは間違いなく正解だった。

今年もいろいろとカメラやレンズ、スマホ、あと高級な炊飯器も買ったが、自分の中で今年買ってよかったランキングのベスト3にはノミネートされるだろう。

これまで一眼レフを使っていた人がRX100シリーズを手にしてから、一眼レフは使わなくなったなんて話しも聞くし、自分自身もLightroomで管理している上でパッと見てRX100M3かα7かの違いがわからない。

ただまぁ、自分はカメラを荷物と感じていないので(寧ろ、旅行の目的がカメラなので)、サブとしてのRX100M3の位置づけは変わらないまでも、撮影が目的ではない外出であったり、実家への帰省であればRX100M3だけで全く問題はない。

(高いだけあって)本当に良いカメラ。

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