Canon EF16-35mm F4L IS USMを購入した【購入編】
EOS 5D Mark IV購入時に付与された楽天スーパーポイントが10月末期限なのと、今週末に法事で帰省する道中で寄り道をしようと考えており、もう少し悩みたい気持ちもあったが【Canon EF16-35mm F4L IS USM】を購入する運びとなった。
超広角レンズはCanon EF16-35mm F4L IS USMで決まり
関連外部サイト
- キヤノンオフィシャルサイト:EF16-35mm F4L IS USM
- [PY] フォトヨドバシ Canon EF16-35mm F4L IS USM インプレッション | photo.yodobashi.com
- 交換レンズレビュー:EF 16-35mm F4L IS USM - デジカメ Watch
Canon EF16-35mm F2.8L II USMを除外した理由
先日投稿した超広角レンズの記事中で候補として残った3本のレンズ。
中古なら手の届く範囲にあった大三元ズームレンズのCanon EF16-35mm F2.8L II USMを選ばなかった(除外した)理由は『写りの評価(レビュー)があまり良くなかったこと』が大きい。
・中央部の解像力は、16mm開放で40lpmmに近く、35mm開放でも35lpmmの良好な値で問題ないが、中間域(25mm)では30lpmmと最も低い値(それでも比較的高い値)になる。F5.6ではズーム全域で44lpmmと極めて高い解像力でレコードに近い値
・ゴーストやフレアはズーム全域で目立ち、特定の焦点距離や絞りでは極めて目立つ。逆光耐性は高価なLレンズに期待していたようなレベルではないキヤノンEF16-35mm F2.8 L II の周辺部の画質にはがっかりした - デジカメinfo
・解像力は中心部は開放から非常によい~最高レベルで、周辺部もしっかりしている。四隅は開放ではかなり甘いが、F5.6以上に絞れば劇的に改善する。性能がいのは22-26mmで、一番悪いのは35mm
・最高のレンズではないが、16-26mmではF4まで絞れば良好な性能。35mmでは凡庸な性能だが中程度まで絞ればそれでも立派な性能。16mmの周辺光量落ちは弱点。よいレンズだが、(魅力で)あなたを参らせることはできないだろう
対するCanon EF16-35mm F4L IS USMはとても評価が高い。
・解像力は16mmと24mmでは、開放で既に画面全域で際立った解像力(outstanding)で、旧型の17-40mmで見られた周辺部が甘くなる問題は見られない。絞っても解像力は変わらず、絞り込むと回折の影響によって解像力は低下する(F11で全域でexcellent)。
・35mmでさえ解像力は開放から画面全域で素晴らしい値(excellent)で、F8とF11の間までこの解像力が維持されている。解像力に関しては、このレンズは、これまでにテストしたズームの中で、ベストのレンズの1つだ。
・逆光では光源を画面内に入れた場合でもフレア耐性が高く、コントラストは素晴らしい。
・光学性能の点では、このレンズはキヤノンがこれまでに造った広角レンズの中で最も優秀なものの1つだ。画像は画面全域で開放からカミソリのようにシャープで、色収差も良く補正されている。若干陣笠状の歪曲と、周辺光量落ちが完全に解消しないことが気に入らない人もいるかもしれないが、これらは後処理で補正できる問題だ。価格が最大の問題だが、たぶん時間が経つに従って、もう少し手頃な価格に落ち着くだろう。キヤノンEF16-35mm F4L IS USM は開放から画面全域でカミソリのようにシャープなレンズ - デジカメinfo
発売時期に約7年の差があったり、絞り開放が1段分違うので同じ土台に並べて比較するのはフェアでないのは承知しているつもりだが、Canon EF16-35mm F4L IS USMは解像力と逆光耐性が高く、絞り開放から(カミソリのようなシャープさで)使っていけて、手ぶれ補正は4段分でシャッタースピードが0.5秒でもそこそこ撮れるのは滅多に三脚を持ち歩かない自分にはとても心強い味方となる。
また、自分の用途では絞り開放で使うことはあまりなくF2.8に強くこだわる理由はないことから、Canon EF16-35mm F2.8L II USMは選択肢より除外した。
TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD (Model A012)を除外した理由
発売時期がほぼ同じTAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD (Model A012)は、カタログスペックはかなり似通っていて、さらにF2.8の明るいレンズである。
評価についても申し分ない。
・中央の解像力は全ての焦点距離で均一で、開放から既に素晴らしい解像力(37-41lpmm前後)だ。F4-5.6に絞ると45lpmmに達し、これは高性能な単焦点レンズに匹敵する。ここでは批判する点は見当たらず、称賛あるのみだ。
・キヤノンEF16-35mm F2.8L II との比較では、キヤノンが張り合えるのは画面の中央のみで、隅は明確に劣っており、タムロンが余裕で勝利している。しかし、キヤノンはフィルターが使える。
最近よく使っているタムキューがとてもいいので余計に悩んだが、『フィルタ装着不可』と『重量1100gと望遠レンズ並に重たい』には、どうしても妥協できず残念ながら候補から除外した。
まとめ
消去法で決まったような流れとなってしまったが、上記以外でも『Canon EF16-35mm F4L IS USMにしよう!』と決断するに至った理由がある。
- 焦点距離が使い勝手のいい16-35mm
- 絞り開放F4から使っていける解像力
- 4段分の手ブレ補正機構
- EF24-70mm F4L IS USMと同じフィルタ径77mm(フィルタが共用可能)
- 615gで軽量&コンパクト
- 2014年発売なので当面は新型が出ない…はず
また、先日放送されていたBS朝日のThe Photographers 3で超広角レンズを使った作品で同レンズがよく使われていたのも一つあるけど。
Canon EF16-35mm F4L IS USMを購入
10月末までの楽天スーパーポイントを使わなければいけないので、マップカメラ楽天市場店のCanon EF16-35mm F4L IS USM 中古美品の商品から一つだけポーチ付きがあったのでそれを選択(105,800円)。
《新品》 Canon(キヤノン) EF16-35mm F4L IS USM[ Lens | 交換レンズ ] 価格:112,710円 |
マップカメラオリジナルの77mm薄枠フィルタもカートに追加。
【あす楽】《新品アクセサリー》 MAPCAMERA (マップカメラ) MC-Nノーマルフィルター(薄枠)77mm 価格:2,263円 |
ポイント利用でギリギリ大台を割った。
幾つか条件はあるが楽天だと5%ポイント付加ってのも嬉しい。Thank You
作例
「3連休のどこかで使いたいな」と木曜日の朝にポチッとして、金曜日の夕方に到着。
開封してレンズの状態を確認する。説明書きにあった通りほんの僅かに使用感はあるが、自分だと1〜2回使えば出るレベルなので全然気にせず、寧ろ新品だと買ってすぐに「あっ、ここ擦れてる…」と気付いてショックを受けるより多少使用感があった方が気楽に使えていいかな、なんて。
そして、3連休。一日でも天気がよければ少し遠出しようかと考えていたが、3連休の天気予報は全敗につき遠出の予定はなくなった。
ただ、3連休中日(日曜日)に日比谷公園での鉄道フェスティバルのキヤノンブースで鉄道写真家長根広和さんのトークショーへ足を運び、小一時間鉄道話を聴いていたら鉄分を補給したくなって有楽町の交通会館へ。
同館3階のテラスからは東京国際フォーラムを背景に東海道新幹線が撮影できるが、テレ端35mmではさすがに足りず手前の柵が写ってしまった。
Canon EOS 5D Mark IV | 35mm F4 1/500 ISO400
次にソニーストアの移転先であり、先月オープンしたばかりのGINZA PLACE(銀座プレイス)へ。
Canon EOS 5D Mark IV | 18mm F5.6 1/160 ISO100
ソニーストアは以前の銀座ソニービルより展示数が大幅減の気が…見応えがあったのは1〜2階に入っている日産ギャラリー。
Canon EOS 5D Mark IV | 16mm F4 1/30 ISO160
2つ前の画像(銀座プレイスの建物)で2階のLEDで時刻表示されている真裏から銀座四丁目交差点を撮影。
Canon EOS 5D Mark IV | 16mm F4 1/50 ISO100
歩行者天国につき定番の一枚も。
Canon EOS 5D Mark IV | 16mm F5.6 1/60 ISO100
東京駅丸の内駅舎のドーム天井をカメラを真上に向けノールック撮影。もう少し左だったかな。
Canon EOS 5D Mark IV | 16mm F5 1/30 ISO1000
来年春に完成予定の東京駅丸の内駅前広場の工事も終盤に差し掛かっているからか、工事のフェンスが低くなってて、丸ビル・新丸ビル・KITTE・夕焼けと欲張ってみた。
Canon EOS 5D Mark IV | 16mm F5 1/60 ISO100
最後に
鉄道フェスティバルのキヤノンブースで長根広和さんのトークショー後にカレンダー購入者へはその場で直筆サインをしてもらえるとのことで購入。
また、造幣局の新幹線鉄道開業50周年記念百円クラッド貨幣セット(平成28年銘4点セット)も購入。
ホントは去年の平成27年銘5点セットの方が東海道新幹線や北陸新幹線が入っていてよかったんだけどなぁ…
って、後半はとある日曜日の日記へと主旨が変わってしまったが実写レビューと言う名の感想はまた別途…
そして、今月中旬発売予定のEF16-35mm F2.8L III USMがどれだけII型より良くなっているかは気になるところだけど、完全に予算オーバーなので選択肢に入ることはない…
一先ずこれで超広角域も揃ったのでレンズ欲も一段落かな?…えっ?た、単焦点…???