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今日は何を撮りに行こうかな?

キヤノンAPS-Cセンサー搭載の一眼レフカメラのオススメポイントを考える【2016/3】

Canon EOS カメラ

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CP+ 2016が終わったばかりにもかかわらず、キヤノンから『EOS Kiss X80』が発表された。

dc.watch.impress.co.jp

すっかり、X7人気の裏に隠れてしまっていたX70の後継機となる。

「他にも忘れているのはないよな…?」と思い、一度キヤノンのAPS-Cセンサーを搭載した一眼レフカメラのモデルを整理してみた。

基本的に『8』の付くナンバーとなるが、Kiss Xの一桁無印シリーズのEOS Kiss X7、そしてフラグシップモデルのEOS 7D Mark IIは『8』ナンバーではないがシリーズとしてはあるので含めた。

カタログスペックから読み取る

「スペックが良い=いい写真が撮れるわけではない」が、カメラ自体を評価するのにはカタログスペックを見ないことには始まらないので、主要な項目を抜粋した。

CMOSセンサー有効画素数

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カタログスペックの比較において欠かせない『画素数』だが、APS-Cセンサーを搭載している大半のカメラは2000万画素±20%の範囲で収まり、今回比較する6機種も例外なく1800~2420万画素となっている。

「画素数が多い=きれい、高画質」と思われがちだが、多いこと・少ないことのメリットはそれぞれあるので一概には言えず、X7を使っているが「1800万画素だから困った、画質が悪い」なんてことはない。

allabout.co.jp

 

測距点数(AFポイント)

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測距点数(AFポイント)』は、多い方がいい。

7D Mark IIの65点は動体撮影に特化したカメラゆえに一眼レフの中でも点数は多い分類に入る(逆に意図しない所にピントが合う可能性も増える)が、一般的な用途においては19点もあれば十分事足りるが、9点だと初心者はちょっとキツいかなぁ…

連続撮影枚数

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いわゆる『連写』だが、「何を撮りたいか?」でここの重みは変わってくる。電車や飛行機、クルマ、スポーツ、野鳥などを撮るなら7コマは欲しいし、風景やポートレートを撮るなら3コマでも十分。

ISO感度・拡張ISO感度

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カメラが苦手とする暗所でも手ブレ・被写体ブレせず、明るく撮れる『ISO感度』は、機種によって上限が異なるが、センサーサイズが同じであればほとんど画質の差は無い。

APS-CセンサーであればISO6400前後が常用できる限度となるので(ISO感度を上げるほどノイズが目立つ)、あまりこの差も気にする必要は無いかな、と。

ファインダーの仕組みと視野率

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ファインダーはミラーで映す『ペンタダハミラー』と、ガラスの表面を加工する『ペンタプリズム』の2つがあり、主な違いは『視野率と重さと価格』。

ペンタダハミラーだと視野率が約95%でファインダー越しに見たよりも余分に写ってしまうが、ペンタプリズムは視野率が約100%で見ている範囲がそのまま撮った画となるので、ペンタダハミラーではパソコンに取り込んでからトリミングの作業が必要になる場合も。

ただ、ペンタプリズムはガラスの塊のようなものなので重さが増え、製造コストも上がるので、どちらを取るかは一考の余地があるだろう。

「ペンタプリズム」と「ペンタミラー」の役割と仕組みを解説します!【デジタル一眼レフカメラ初心者入門講座】 - 商品撮影完全マニュアル~一眼レフ初心者限定ブログ~

ディスプレイサイズと解像度

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X80を除けば、3.0型の約104万ドットで差は無く、約92万と約104万での差もじっくりと見比べない限りは気にする必要は無い。

バッテリーと撮影枚数

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上と下で差が3倍ほどあるが予備電池を買えば枚数の問題は解決するので、そこまでシビアになって考える必要は無い。

また、他機種での使い回しがきく汎用性の高いバッテリーであれば互換バッテリーが安価に手に入ったり、フルサイズデビューした時に共用できるメリットがある。

サイズと重さ

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一眼レフは重いほど性能が良かったり多機能なので、「カメラなんてとりあえず高いの買っておけばいいんでしょ」と高いカメラを買ったばっかりに、重たくて持ち歩かなくなることになるともったいない。

自分も公共交通機関を利用する泊まりの旅行だとミラーレスカメラを連れ出すことが多い。

バリアングル液晶とWi-Fi、GPS

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液晶モニタの向きを変えられるバリアングルモニターは、低い位置のローアングル、高い位置からのハイアングルの撮影はもちろん、三脚を立てる時にも自分が一番見やすい角度にモニタを動かせるし、その気になれば自撮りもできる。

Wi-Fiは撮った画像をすぐにスマホやタブレットに送れるので、撮って直ぐにシェアできるだけではなく、スマホをリモートシャッターとして使うこともできる。

価格

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3月15日時点でのヨドバシ・ドット・コムの価格を今回は参考にした。

同じAPS-Cセンサーのモデルでも上と下の差が4倍近くあり、これはもうカタログスペックよりも遥かに選ぶ上で重要なポイントとなる。

 

機種別のオススメ

一通りスペックは見たが、「じゃあ、どれを買えばいいか?」と言う話を。

EOS Kiss X7 

世界最小・最軽量をウリに登場したX7は今も人気の高い機種で、ボディのみだと40,000円前後で購入できる非常にコスパのいいカメラだ。

ただ、モニターが固定式、Wi-Fiは非対応、AFの測距点数が少ないなど、ユーザーが妥協するか、回避策(Wi-Fi機能付きSDカードを買うなど)を講じる必要があり、「初めての一眼レフ」として考えると少し敷居が高い(使いにくいカメラ)かもしれない。

なので、X7は「既に一眼レフを使っていて、小さくて軽いカメラ(でも、ミラーレスや高級コンデジは嫌)が欲しい人向け」となる。

そして、X80の登場によって残るはX7の後継だけとなって(7Dシリーズは当分ではないはず)そう遠くないうちにX8が出てくる可能性は高い(ただ、出始めだとコスパは??)

EOS Kiss X80

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X80 ボディ EOSKISSX80

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X80 ボディ EOSKISSX80

 

つい先日登場したX80はX70の後継モデルで、基本的にはX7と同じ低コスト路線のカメラではあるが、サイズや重さではなく使いやすさを優先してバリアングル液晶とWi-Fiに対応してX7との価格差もWi-Fi付きSDカード1枚分程度であることから、こちらは「できるだけ安くて、使いやすい一眼レフが欲しい」ユーザ向けとなる。

EOS Kiss X8i、EOS D8000

 

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 8000D ボディ 2420万画素 EOS8000D

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 8000D ボディ 2420万画素 EOS8000D

 

X7やX80と比べて価格差はポンっとほぼ倍になる。

この2機種は価格差も機能的な差もほとんど無く、シリーズ名にKissの有無、サブモニターの有無、モードダイヤルの位置などの違いがあるものの基本性能は一緒(男性向けの8000D、女性向けのX8iなんて言われていたり)

camera.itmedia.co.jp

「初めての一眼レフだけど10万円くらいなら出せるよ」って人に向きとなるが、社会人が一眼レフカメラを始めるならX80ではなく、ここからのスタートがちょうどいいかな、と。

EOS 80D

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 80D ボディ EOS80D

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 80D ボディ EOS80D

 

X7、X80、X8i、8000Dはエントリーモデルで、この80Dはミドルレンジモデル(ハイアマチュアモデル)となる。エントリーモデルで一眼レフカメラの操作に慣れ、一眼レフカメラを持ち歩くクセがついてから「よーし、奮発して買っちゃうぞー」ってのがこのモデルとなる。

オールラウンドタイプの本機はそれなりにするが(今だと、フルサイズのEOS 6Dより高い)、大体どんなシチュエーションでも撮れるので、初めての一眼レフとして買うのも悪くはないが、サイズがそれなりにある点は注意が必要かな、と。

EOS 7D Mark II

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 7D Mark IIボディ EOS7DMK2

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 7D Mark IIボディ EOS7DMK2

 

キヤノンのAPS-Cセンサー搭載の一眼レフカメラのフラグシップモデルの本機は、動くものを撮ることに特化したカメラで基本性能はとても高く、航空写真家のルーク・オザワさんをはじめ、APS-Cセンサーのモデルだがプロでも愛用者は多い。

モニターは固定式だし、Wi-Fi/NFCも搭載されていないが、それでもこのカメラではなければ撮れないものがある。

 

最後に

ひとまず、記憶から抜け落ちていたのはEOS Kiss X 2桁機だけだった。

今回比較した6モデル以外にもキヤノンのAPS-Cセンサー搭載機は型落ちもあって、「こっち(型落ち)の方がスペックは良いし、安い!」なんておトクなパターンもあって選択肢はもう少し増える。

ただ、型落ちはメーカーも新商品が出る前に生産停止をかけるようで、並行して出回る期間は短く、新型が出た時にはもう市場在庫がほとんど消えていることも…

あとは、ミラーレスのMシリーズもあるけど…キリがないのでこの辺で。

 

言うまでもないけど、あくまでもここに書いたことは参考程度に読んでいただけたらな、と。それと、キヤノンの公式サイトから数字は取って来るのに転記ミス等がある可能性もあるので、購入時には必ず公式サイトでスペックシートを確認の上で。

一眼カメラの選び方がわかる本2015 (100%ムックシリーズ)

一眼カメラの選び方がわかる本2015 (100%ムックシリーズ)

 

 あとはやっぱり、選び方の本が絵もついてるし、情報量だって圧倒的に多くていいね。

(この記事の存在意義って…)