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今日は何を撮りに行こうかな?

カメラ初心者必見!一眼レフをもっと外へ持ち出したくなるレンズをご紹介

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キヤノンのEFマウントレンズはとても豊富で日に日にレンズが増え、EOS 7D Mark IIを購入し、赤ハチマキに手を出し、見事にカメラ沼とレンズ沼にハマった自分ではあるが実は一度カメラには挫折しかけていた。

一眼レフを一度挫折した経験から

一眼レフデビューのきっかけは「台湾旅行へ行くからいいカメラが欲しい」と、ド定番な理由でNikon D5100を買った。今でこそCanon派だが、当時はNikon派だったりしたCanonはチャラく、Nikonは堅実との固定観念

しかし、今のように土日が来ればカメラを持っていないと「いつ何時シャッターチャンスが来るかわからない」と不安になるほどはハマらず、もちろんレンズを買い足すこともなく1ヶ月、2ヶ月と使わない日が続き、これまたド定番な「いい写真は撮れるけど重たいのがネック」ってことでヤフオクで手放した。

だが、台湾で偶然撮れた下の1枚(台湾っぽさゼロだけど)が「ちゃんとしたカメラっていいね」と引き止めることとなり、D5100を売って得たお金で「もしかしたら、ミラーレスなら…」と、当時大ヒットしていたSONYNEX-5Rを購入した。

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コンパクトでありながら一眼レフと同等の写真が撮れることに感動し、カメラを持ち歩く習慣がついて、斯く斯く然々あって現在は一眼レフに戻った(両方使うように)

一眼レフを挫折した3つの理由

改めてD5100を手放す時に感じていた一眼レフのデメリットを思い返そうと昔の記事を読んでいると、定番だけどこの3つに理由は集約される。

挫折談1. カメラ(ボディ)がデカくて重い

一眼レフは機構上ある程度の大きさが必要なので、カメラが趣味になればどうってことはないが、あくまでも記録としてのカメラであると余計に荷物と感じてしまう。一眼レフは凸型なので余計にスペースを必要とするが、もしも薄型のレンズで凸から□になれば…

挫折談2. レンズをいくつも(標準と望遠)持ち歩くのが面倒

いわゆるWズームキットを買ったら「カメラ(ボディ)ですら重いのに、レンズ2本も入れたら何も入らないじゃないか」と、まるでカメラを撮る為に出掛けるような荷物量となって、ハマれば何本でも持って行きたくなるけど、ハマる以前だと大きな問題となる。

挫折談3. レンズ交換式なのに何を買っていいかわからなかった 

「絞り?明るさ?焦点距離?よくわかんないからオートで!」って感じで撮っていたから、レンズの違いなんてもっとわかっていなかった。

挫折談からのおすすめのレンズを

これらの挫折談はほぼ事前のリサーチ不足と勉強不足であったのは否めない…

だが、同じようなノリで一眼レフを買ったけど、デメリットばかりに目が行って何から勉強していいかわからず挫折するケースは珍しくないのでは…?とも思う。

そこで、挫折談1と2を交えつつ3の問題に対して、一眼レフデビューした人がまずはカメラが好きになるような2、3本目に選ぶと良いレンズをキヤノンのEFマウントから紹介する。

単焦点レンズ

ステップアップレンズのド定番だけど、やっぱり単焦点レンズは外せない。

どうして高いお金を出して買ったカメラにズームのできないレンズなんて…」ってのは、誰しもが2本目のレンズを探していてネットや店頭で「それなら、単焦点レンズがいいよ!」と薦められて思うこと。

単焦点レンズは『代表的な焦点距離を掴む』、『(ズームができない制約下で)構図を意識して撮るようになる』との撮影技術向上の面もあるが、『明るく(ボケて)・軽いレンズが安く手に入る』ことを推したい。

また、挫折談1の解決策として、一眼レフは機構上ミラーレスのようにコンパクトにはならず凸の出っ張り部分(レンズ)が目立ちがちだが、単焦点レンズはズームレンズと比べて短く軽くなっている単焦点レンズでも長くて重いのもあるけど…)

キヤノンの代表的な撒き餌レンズ『EF50mm F1.8 STM』は15,000円前後だが、これは初めて一眼レフに多いAPS-Cサイズのセンサーでは望遠寄り(換算80mm)で、かなり寄り気味となるので風景やスナップを撮るのは難しい。

風景やスナップが多いなら『EF-S24mm F2.8 STM』(換算約38mm)、

人物やペット、植物が多いなら『EF40mm F2.8 STM』(換算64mm)がいい。

どちらも明るいレンズ(F2.8)なので、ボケやすく、手ブレに強く、パンケーキタイプの薄くて軽いレンズである。

今日日、スマホでもそれなりに撮れるからこそ「一眼レフじゃないと撮れない」と思う1枚を撮ることが今後のカメラライフを握る。カメラはそう簡単には上達しないが、とりあえずボカせば一眼レフ特有のいい感じの写真を撮ることはできる。適正なボケとかはカメラを持ち歩く習慣ができてからでも遅くはない。

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超広角レンズ

一眼レフはバズーカ砲のような長いレンズを付けて遠くの被写体(カワセミとか)を撮るイメージがあるが、コンデジでもスマホでも撮れない超広角(広く撮る)が撮れるのも一眼レフの魅力の一つ。

超広角レンズのパース効果はハマると結構クセになる。

photo-studio9.com

超広角レンズは以前にこのブログでも何度か検討してSIGMAの10-20mm/F3.5を買ったけど、 あえてここではキヤノン純正を薦める。コスパ最高!

takaclog.hatenablog.com

超広角レンズの出番は旅行(特に海外)が多い。旅行で望遠を使うことはほとんどないけど、広角な大自然をバーンや宮殿やお城などで室内を撮ったり、標準レンズではあと一歩下がらないと入らない所でもフレームに収められる。

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高倍率(便利)ズームレンズ

賛否両論分かれるが個人的には1本持つことを薦めている。

一眼レフをレンズとセット(レンズキット)で買った場合は、16-50mm(換算24-70mm)位のコンデジ風に言うと光学3倍ズームのレンズが付いている(キヤノンだと定番はEF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II)し、Wズームキットで買うと望遠ズームレンズも付いてくる。

Wズームキットを買った人はその望遠レンズを使うのも手だけど、挫折談2のようにレンズでカバンがいっぱいになってしまう問題もあるので、荷物は少なくしつつ近くから遠くまで撮りたい場合には、高倍率ズームレンズがオススメ。

高倍率ズームレンズに決まった定義はないが、近い(広角)から遠い(望遠)までを一本で撮るには、【望遠端(mm)÷広角端(mm)=倍率】が10を超えれば十分だろう(18-200mmとか)。

takaclog.hatenablog.com

ただ、倍率が上がるほど画質が犠牲となって望遠側は手ブレしやすいので、できるだけ新しくて手ブレ補正があるレンズを購入するのが望ましい。

高倍率ズームレンズのメリットはなんと言っても近くから遠くまでレンズ1本で完結する手軽さにある。空港や駅で遠くからやってくるのを狙いつつ、手前に止まっているものを撮る時に望遠レンズと標準レンズを替えてる間にシャッターチャンスを逃すリスクも回避できる。あとは、ディズニーランドとかのショーやパレードとか(キャラクターのアップとパレード全体みたいな)。

旅客向けの空港と自衛隊が滑走路を共有している小松基地では、展望デッキからの旅客機はもちろん、

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ズームをすれば自衛隊の機体も同じレンズで撮ることができる。

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最後に

今回ご紹介したレンズはどれも5万円以内のリーズナブルなものをセレクト。

一本で10万超のレンズはザラにあるけど、まずは一眼レフでどんなものが撮れるのか、どうすれば持ち運びやすいかの気付きを得てもらえればな、と…

ただ、いくらリーズナブルとは言ってもこの3本をまとめて買えば10万円前後にもなるので、「どの順で買えばいいか?」は今一眼レフで何を不満に思っているかで決めるといいと思う。

カメラのデカさや重さが気になるなら『単焦点レンズ』、何本もレンズを持ち歩きたくないやディズニーで使うのに一眼レフを買ったけどレンズ交換が面倒なら『高倍率ズームレンズ』、そして新しい画角に挑戦したいや海外旅行に行くなら『超広角レンズ』となる。

それでは、レンズ沼でお待ちしております。