iPhone 6s Plus と Xperia Z3 カメラ撮り比べ
スマホの2台持ちをしていると、カメラがない時にどっちで撮るか迷う。
特に今は、世界のスマホ搭載カメラ(CMOSセンサー)でシェア第1位の ソニー Xperia 、世界で一番使われているカメラの Apple iPhone とどちらもカメラに一定のアドバンテージがある。
また、今回のiPhone 6sシリーズはカメラの画素数が8Mから12Mに増え、カメラ周りの仕様が変わったのもあり、みなとみらい方面に足を運んで色々と撮り比べてみた。
おことわり
出来るだけ条件を合わせようとはしたが、手持ち撮影で、持ち替えるのに数秒ながらもタイムラグはある。そもそも、画角が換算でZ3は25mm、6s+は29mmと異なっている。
また、私自身が主観でアレコレ書くよりは、読者の方が見たままの感じをそのまま受け取ってもらえれば、と(決して、書くのが面倒とかじゃないよ!)。
設定について
どちらも標準アプリを使用し、Xperia Z3(SO-01)は撮影モードをプレミアムおまかせオートにしたが、縦横比が16:9と4:3の2パターンがあるので最初の2枚は16:9で撮影し、それ以降は4:3にしている。
撮影場所と画像
中華街でお昼を食べ、その後に一度みなとみらい地区界隈をブラブラ、それから港が見える丘公園の方へ向かった。
新港橋からの風景
いきなり3枚の画像を出してあれだけど、最初の2パターンは高級コンデジのSONY RX100M3でも撮っていたので、一応比較として載せてみた(画角は近付けたつもりだけど、全然合ってなかった)。
△ Sony SO-01G | 4.6mm F2 1/2000 ISO50
△ Apple iPhone 6s Plus | 4.15mm F2.2 1/2079 ISO25
△ SONY DSC-RX100M3 | 11.12mm F9 1/250 ISO125
赤レンガ倉庫から海上保安庁巡視艇あきつしま
△ Sony SO-01G | 4.6mm F2 1/3200 ISO50
△ Apple iPhone 6s Plus | 4.15mm F2.2 1/1832 ISO25
△ SONY DSC-RX100M3 | 8.8mm F9 1/400 ISO125
港が見える丘公園からゲートブリッジに向けて
ここからZ3は6s+と同じ縦横比を4:3に。
△ Sony SO-01G | 4.6mm F2 1/3200 ISO50
△ Apple iPhone 6s Plus | 4.15mm F2.2 1/3077 ISO25
花壇の花
△ Sony SO-01G | 4.6mm F2 1/1600 ISO50
△ Apple iPhone 6s Plus | 4.15mm F2.2 1/1832 ISO25
バラの一種?
△ Sony SO-01G | 4.6mm F2 1/320 ISO50
△ Apple iPhone 6s Plus | 4.15mm F2.2 1/323 ISO25
大佛次郎記念館
△ Sony SO-01G | 4.6mm F2 1/320 ISO50
△ Apple iPhone 6s Plus | 4.15mm F2.2 1/279 ISO25
横浜市イギリス館
△ Sony SO-01G | 4.6mm F2 1/800 ISO50
△ Apple iPhone 6s Plus | 4.15mm F2.2 1/2024 ISO25
逆光耐性 その1
△ Sony SO-01G | 4.6mm F2 1/2000 ISO50
△ Apple iPhone 6s Plus | 4.15mm F2.2 1/516 ISO25
逆光耐性 その2
△ Sony SO-01G | 4.6mm F2 1/2500 ISO50
△ Apple iPhone 6s Plus | 4.15mm F2.2 1/1832 ISO25
U・W旗
△ Sony SO-01G | 4.6mm F2 1/3200 ISO50
△ Apple iPhone 6s Plus | 4.15mm F2.2 1/2331 ISO25
木漏れ日の中で
△ Sony SO-01G | 4.6mm F2 1/64 ISO100
△ Apple iPhone 6s Plus | 4.15mm F2.2 1/30 ISO25
風車
△ Sony SO-01G | 4.6mm F2 1/500 ISO50
△ Apple iPhone 6s Plus | 4.15mm F2.2 1/1570 ISO25
にっぽん丸
△ Sony SO-01G | 4.6mm F2 1/2000 ISO50
△ Apple iPhone 6s Plus | 4.15mm F2.2 1/1748 ISO25
日産グローバル本社 リーフ
△ Sony SO-01G | 4.6mm F2 1/125 ISO100
△ Apple iPhone 6s Plus | 4.15mm F2.2 1/120 ISO32
気付いたこと
- Z3は少しでも暗いとISO感度を上げて明るくしようする
- 6s+では多少の暗さは許容するか、シャッタースピードを下げる方向で調整するようで、今回の撮影(ほぼ日中の屋外)ではISO感度はほとんど動かず最低値の25をキープ
- WB(ホワイトバランス)はZ3が少し寒色寄りで、6s+が暖色寄り
- Xperia Z3は大佛次郎記念館の壁やにっぽん丸の後ろに写る観覧車を見てみるとわかるが赤み(マゼンタ)が強い
- 逆光耐性については、2回やってみたが一目瞭然と言っていいだろう…
最後に
実はこの比較をやる前から「Xperia Z3 は厳しいな〜」と思っていて、Xperia をこれまで10機種近く使ってきたが、その理由は『プレミアムおまかせオート』の出来があまり良くないことにある。
エビチリと酢豚
今回、屋外撮影をメインとしたかったので、上記の中に含めて並べはしなかったが、少し薄暗い店内で撮影するとこんな感じ(Z3の縦横比は16:9)。
△ Sony SO-01G | 4.6mm F2 1/32 ISO100
△ Apple iPhone 6s Plus | 4.15mm F2.2 1/17 ISO50
これは差が顕著に出ていて、どっちが美味しそうに見えるかといえば、6s+ ではないだろうか。この差はホワイトバランスが暖色寄りの6s+だからかなと思う。(6s+はシャッタースピードが1/17まで落ちてるので、手振れに注意する必要あり)
また、Xperiaのカメラは料理がマズそうに撮れる(プレミアムメシマズオート)と言われてきた悲しい過去があり、Z2やZ3ではマニュアルのシーン撮影の中にある「料理モード」が改善された。
しかし、Z2もZ3もプレミアムおまかせオートでは料理を認識できず、シャッターボタンからカメラを立ち上げた場合にはプレミアムおまかせオートに固定され、毎度マニュアルに切り替える手間があった。
そしてついに、Z4からプレミアムおまかせオートで料理を認識するようになり、料理モード自体も更なる改善がされ、ようやく『プレミアムメシマズオート』とは呼ばれなくなるだろう…
こちらのサイトでは多数の料理写真の撮り比べが出ているが、やはりZ3が寒色寄りだったのをZ4では暖色寄りに振っているよう。
料理を認識する「全自動飯テロマシーン」Xperia Z4のカメラをZ3と比較!差は圧倒的でした #Xperiaアンバサダー
最後はXperiaカメラの料理モードに関する話しになったが、料理モードを除けば個人的には、Z3も6s+も大きな差は出なかったかなと。ただ、スマホのカメラほど料理の撮影率が高いので重要なポイントである。
あと、Xperiaのカメラアプリは立ち上げた時に、画面の輝度を上げて欲しいんだけどなぁ〜外に出て太陽光の下だと本当に撮りにくかった。あと、グリッドラインも。