Velbonの三脚EX-Macro(EX-マクロ)を買った
これまでマンフロット(Manfrotto)のCOMPACTアクション三脚を使っていたが、花火のシーズンくらいしか出番はない。
また、ミニ三脚ではマンフロットのPIXIも持っている。
旅行時のツーショット撮影や物撮りに便利だと思って買ったけど、新婚旅行の時に自撮り棒を買ってからは出番がほとんどない。
三脚を使うのはあまり好きじゃない
「三脚を使わずに済むなら、それに越したことはない」と思っていて、多少高くても明るいレンズを買ったり、手ぶれ補正機構が入ったレンズを買うようにしている。
ただ、どうしても使わなきゃならない時があって、それが夏の一大イベント「花火大会」での花火撮影。花火は数秒〜数十秒間ずっとシャッターを開けっ放しにする「長時間露光撮影」を使うので、ほんの僅かなブレも許されない。
三脚は重いし、デカい
だが、三脚は持ち運びが不便だ。
まず、重い。
クルマを所持していて「いつも撮影には車で行くので三脚の重さは気になりません」って人がうらやましい。
そして、デカい。
カバンに入らない(カバンと三脚のサイズによるけど)。
ほとんどが公共交通機関を使った移動だと三脚を肩に掛け続けていなくてはならず、特に花火の打ち上げは19時以降なので、日中もずっと携帯し続けるのが地味にツラい。それも夏場に。
花火撮影用のコンパクトな三脚を
ManfrottoのCOMPACTシリーズは重さが1.6kg、縮長が45.3mmなので三脚としてはコンパクトな部類に入るのだろうけれどもカバンに入らないのがツラいところ。
後ろに人がいない場所なら遠慮なく三脚を高くセットできるが、こじんまりと席の前に置いて撮ることが多いので座高より少し低いくらい(70cm程度)で十分であるので、縮長が35cm以内、重さが1kg以内の三脚を探してみた。
耐荷重1kg以上がネック
アマゾンや実店舗でよりコンパクトな三脚を探したが、ほとんど見つからない。
正しくは「見つかるが、耐荷重が1kgを切るものばかり」で、α7(約480g)とSEL1635Z(約520g)の1kg超の耐荷重の要件を満たしていない。
例えばコレ。
縮長が24cm、重さが390gと今の三脚の半分くらいだけど、耐荷重がたったの400gで、α7のボディですらオーバーしている。
足を伸ばさなければそこそこ行けそうな気もするが、それでも耐荷重の倍はキツいだろうから断念。
Velbon EX-Macroとの出会い
あれこれ探してついに必要要件を満たした三脚を見つけた。
縮長が28cm、重さが578g、全高で56cm、そして耐荷重が1.5kgもある。
α7にSEL1635Zはもちろんのこと、EOS 7D Mark IIにSIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSMだっていける(白レンズはギリギリアウトかな)。
価格はアマゾンで2,500円(執筆時点)。
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アンボックス
同梱されているのは、三脚本体、ポーチ(ケース)、取扱説明書、保証書。
※コーラは商品に入ってません
Manfrotto COMPACTシリーズ、500mlペットボトルと比較
これまで使っていたManfrottoの半分までいかないけど2/3以下、500mlペットボトルより少し大きい程度でサイズは完璧。重さも軽い。
ちょっとイマイチなところ
三脚穴でたまに見かけるこのコインを使って締めるタイプのネジは個人的にあまり好きじゃない。
「財布に1枚くらいコインあるでしょ?」的な魂胆だろうけど、この為に財布からコインを出すのが面倒くさい。指で回せるタイプのネジなら完璧だったのに。
今夏最後の花火大会デビュー
今年の花火大会も残すところあと1回で、今夏を締めくくる多摩川花火大会と世田谷たまがわ花火大会を見るべく多摩川河川敷へ。
EX-Macroの足は最高まで伸ばし、Manfrottoの方は4つのうち2つまで伸ばした。
全高時でペットボトル2個分くらいかな?
嫁にManfrottoを貸して自分はEX-Macroを使おうと思ったが、(嫁の)NEX-5TでManfrottoのこれを使う場合は三脚穴の周辺が平らでなく専用のアタッチメントが必要となるが持ってきておらず結局自分がいつも通りManfrottoを使うはめに…
最後に
当初の目的であった軽くて小さい三脚を見つけることができた。
このサイズなら余裕でカバンに入れられる。
縦位置撮影もできるのでいつも横位置で花火を撮って帰ってからLightroomで縦にトリミングしていた手間が省けるのもいい。
あとは、ローポジションばびで工場夜景とかみなとみらいの夜景を撮るには高さが足りないだろうけど、花や星空の撮影とかでも使えそうだから住み分けもできていいかなと。