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今日は何を撮りに行こうかな?

SONY RX100M3で花火を撮ってみた

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SONY RX100M3で神奈川新聞花火大会、東京湾大華火大会の2つで撮影してきた。

結果から言うと、どちらも完全な装備ではなかったが、満足の行くレベルで撮れた

神奈川新聞花火大会

神奈川新聞花火大会は平日(8/4火曜日)開催。就業後に会社から現地に直行するつもりでカバンにはRX100M3と三脚とリモートシャッターを入れていた。

この3点セットならカバンが不自然に膨らむこともない。

そして、定時ピッタリに会社を飛びだし「いざ横浜へ!」と東横線に乗り込んだ。

…が、渋谷駅と代官山駅間で踏切内に人が立入るトラブルで30分近く運行がストップ。開始5分前ギリギリで現地に着いてスペースを確保できた。

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毎年、神奈川新聞花火大会だけは有料席を買っていて、カップヌードルミュージアムパークの小高い場所で見ているので、テーブル三脚でも極力人が写りこまないように設置ができた。

あってよかった電動ズーム

ソニー純正のリモートシャッター(RM-VPR1)には、シャッター以外に、電源やズーム操作、動画撮影ができるようになっている。だが、α7では物理的な制約があって一部機能に制限されているが、RX100M3では電源もズームもフルで使えるのはコンデジならでは(電源が押込式でズームはモーター式)。

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あってよかった内蔵NDフィルタ

花火撮影の定番設定は、f/11、ISO100、バルブで一眼レフやミラーレスなら難なく設定できる値だけど、コンデジとなると難しく、一般的なコンデジだと絞り上限がf/8のところをRX100M3はf/11まで絞れるようになっているが、常用ISO下限が125とちょっと高め。

有料席では花火までの距離が近く、f/11以上に絞り込んで白飛びの量産を防ぐ必要があり、拡張ISO設定にISO80やISO100があるとは言え、画質劣化はどうしても避けられない。

そこで思い出したのが「NDフィルタ」。

RX100M3から3段分のNDフィルタが内蔵されており、設定でオート、オン、オフが選べるのでこれをオンにして撮影すると長時間露光時の白飛び率が若干減少した(気がする)。

一眼レフですらNDフィルタを持っておらず、使う機会にも遭遇していないので購入時にはあまり重要視していなかったのが、ここに来て役に立った。

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東京湾大華火大会

今年が最後らしい東京湾大華火大会にもRX100M3を持っていった。いや、正しくは「その日は撮るつもりがなかったから、一応コンパクトなRX100M3を持っていた」だな。

神奈川新聞花火大会で満足してしまったのと、東京湾大華火大会は場所選びが失敗続きだったので、「今年もダメだろうから三脚は重いから置いていこう」と家に置いてきていた。

日中はSONYアンバサダープログラムのα7R2のイベントに足を運び、終わってからプロカメラマンのお三方のお話を聞いても、まだしばらく時間はあったので思い切って品川駅から品川埠頭まで歩いて行った。

品川埠頭はなかなかの穴場

品川埠頭は低い位置の花火はレインボーブリッジの陰になってしまうが、ある程度の高さがある花火は問題なくみることができて、これまで行った穴場スポットの中では一番見やすい場所だったと思う。

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※品川埠頭への橋から撮影。但し、ここで花火鑑賞するのは不可 

そうなれば当然撮りたくなってくるのだが、三脚なしで撮るとなるとシャッタースピードは下げられても1/10s、exifのデータを見ると大体1/15sのISO400が多かった。

失敗もそれなりに多かったが、選りすぐって比較的まともに取れたのがこんな感じ。

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また、光跡が細くて寂しい感じだったので、意図的にピントを外してみたりもした。

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最後に

コンデジ(と言っても、価格はかなりするが)で、このレベルで撮影できたのにはとても驚いた。

花火大会は毎回同じ花火を同じ場所から見るのであれば、前年を参考にレンズ選びができるが、いい場所は無いかと毎年場所を変えているので、RX100M3の標準域光学ズーム+全画素超解像ズームが役立つ。

今年も残すは、世田谷たまがわ花火大会のみ。
河川敷のひらけた場所なので、開始2時間前くらいにいけばそれなりの場所を確保できる。

余談だが、iPhoneのカメラでバーストモード撮影(連写)している人がたまにいて、「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」作戦なんだと思うけど上手く撮れてるんだろうか…